「アウトロー」の版間の差分

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[[コモン・ロー]]においては、[[法廷]]への喚問を無視したり、犯罪に関わったとされた時に抗弁せずに逃げるなどの行為により国法を無視したと看做されている人物であった。イングランドの[[アングロ・サクソン人|アングロサクソン]]の古い法律では、[[殺人]]に関わって犠牲者の親族に「血の代金」を払わなかった者に宣告された。アウトローリー(outlawry, アウトローに関する法概念)は古代[[ノルマン人]]や[[アイスランド人]]などの法概念にもその時代のまた別の法概念として存在した。
 
アウトロー宣告を受けると「市民としての死」([[:en:civil death|civil death]], [[市民#市民権|市民権]]剥奪)が科せられた。この宣告は社会的な死であり、あらゆる[[市民社会]]から排除され、如何なる者も彼に食事や隠れ処その他の援助を与えることが禁じられた。もし援助すれば ''couthutlaugh'' (=A person who harbored an outlaw)の罪に問われ援助者自身が宣告を受ける虞れがあった。支援した者が許されるにはアウトローを殺さなければならなかった。実際にアウトロー殺しは推奨され、「アウトローは市民社会を無視したので、社会もアウトローにいかなる義務を負わない」という論理で、殺しても[[殺人罪]]に問われることはなかった。彼らに市民権はなかったので訴えたり保護を求めることはできず、自らが法的責任を負った。日本では「無宿人」が相当する
 
[[刑法]]の文脈ではアウトローリーは人口密度の高い国ではあまり薄れなかった。それと国際的な犯罪者引渡し協定により手配された逃亡者が逮捕を免れるのは困難になった。[[民法]]の文脈ではアウトローリーは[[民事訴訟法]]の整備により廃れ、もはや[[被告]]がアウトローの宣告を受けることはない。市民的義務の怠慢によりアウトローの宣告を受ける可能性はイギリス法では1879年迄スコットランド法では1940年代後半まであった。
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** [[宋江]] - [[水滸伝]]のモデル
** ヴィーラッパン - [[インド]]の盗賊
 
* [[ヤクザ]]
** [[清水次郎長]]
** [[国定忠次]]
 
 
=== 関連項目 ===