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[[酸素呼吸]]をする生物は、呼吸のために酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する。光合成をする生物では、それによる酸素・二酸化炭素とのやりとりがあるが、それ以外の生物、および、光合成生物でも、光合成のできない時間には、体外から酸素を取り入れ、体外へと二酸化炭素を排出する必要がある。これを外呼吸、あるいはガス交換という。これは、一般には体表から行われるが、多細胞動物では、特定の部分で、これを集中的に行う。この部分を呼吸器という。呼吸器は、体表の面積を拡張する形になっている。水中では体表が体外に伸び出し、多数の枝分かれを生じる例が多く、それらは鰓と呼ばれる。陸上では、体内に細い管で空気を導く気管や、体内に高所を作る形の肺がある。肺においても、その内部に多数の凹凸を作って、やはり表面積を広げる適応が見られる。また、循環器を持つものでは、この部分にそれは集中することが多い。[[四肢動物]]では、[[血管系]]において、[[肺循環]]が独立している。
 
== ヒトの呼吸器に属する主な器官 ==
[[ヒト]]の呼吸器は、[[鼻腔]]や[[喉頭]]などの部分を上気道、[[気管]]から下の部分を下気道を分けて言う。上気道は[[感染症]]を引き起こしやすい場所でもある<ref name=Kaibou2v62>[[#解剖学第2版|解剖学第2版、p62、呼吸器系]]</ref>。
* [[肺]] ( [[気嚢]] - [[気管支]] ) - [[気管]] - [[喉頭]] - [[鼻腔]] (・[[口腔]]=同時に[[消化器]]でもある)
 
* [[気門]] - [[気管 (節足動物)|気管]] - [[書肺]]
=== 鼻腔 ===
* [[鰓]]
鼻腔及び周辺器官は顔面のほぼ中心にある。突き出した外鼻は鼻腔の前壁に相当し、そこから内部までほぼ2cmの間には[[吸気]]を[[濾過]]する機能を持つ[[鼻毛]]が生えている<ref name=Kaibou2v62 />。外鼻孔からその奥にある鼻腔は鼻中隔で左右に分けられている。鼻腔の内部は鼻粘膜に覆われ、呼気を温め、湿気を与え、ほこりなどを除去する機能を持つ<ref name=Kaibou2v62 />。
 
鼻腔と繋がった頭蓋骨の空隙は複数あり、これらは副鼻腔と言う。この部分も粘膜に覆われているが繋がる経路が狭く、[[炎症]]などを起こすと[[膿]]の排出が不充分になる事があり、[[蓄膿症]]の原因となる<ref name=Kaibou2v62 />。
 
=== 喉頭 ===
=== 気管・気管支 ===
=== 肺 ===
 
== 陸上の脊椎動物の呼吸器 ==
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無脊椎動物のほとんどは皮膚で呼吸が可能である。特に体が小さい場合、体内の動物質の量に比して表面積の比が大きくなる([[2乗3乗の法則]])ため、特に呼吸器を必要としない。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|author =河野邦雄、伊藤隆造、坂本裕和、前島徹、樋口桂|editor = 財団法人 東洋療法学校協会 |title = 解剖学第2版|edition = 第2版第1刷|year = 2006|publisher = [[医歯薬出版]]|isbn = 4-263-24207-6|page = |ref = 解剖学第2版}}
 
== 関連項目 ==