「中密度繊維板」の版間の差分

木材の様に軽量で高い加工性を持ち、かつ、木材特有の反りや乾燥割れなどの癖が少なく、均質で極めて安価である。反面、木材やパーティクルボードに比べ、裁断が細かく粉状にまで粉砕する為、一般的な製品では、生木本来の材がもともと持っていた抵抗力が極端に失われ、水や湿気に弱く、表面処理を行わないとカビ易い。しかしながら、接着剤の種類、木材チップの樹種、密度の3つの要素を組合せる事によって様々なタイプのMDFを作る事ができ、リサイクル素材による簡易、安価なものから、強高い耐水性と防蟻性を持ち木造住宅の耐力壁に使用可能な強度を持つ確保しているものまで、バリエーションの範囲は広い。