「クリスティアン・ヴルフ」の版間の差分

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2010年5月、[[ホルスト・ケーラー]]大統領が[[アフガニスタン]]訪問時の失言の責任を取って辞任した際、CDU・FDP連立である[[アンゲラ・メルケル]]政権より後任の大統領候補に選ばれ、2010年6月30日に行われた[[連邦会議 (ドイツ)|連邦会議]]で、SPDや緑の党が推す対抗候補[[ヨアヒム・ガウク]]らに対し、三選に渡る苦戦の末に選任された。尚、大統領選への参加にあたっては、ドイツ連邦共和国基本法55条に基づき、その候補は大統領以外の政職に就くことが許されていないためにヴルフはニーダーザクセン州首相を辞任する旨を州議会に届け出て辞任した。
 
2011年末、ニーダーザクセン州首相在職中の2008年、自宅購入資金として50万ユーロの融資を知人から低金利で受けていたことが発覚。更にこの事実を報道しようとした新聞紙の編集長に対し、記事を掲載しないよう電話したことも明らかになり、批判を浴びた。これに対しヴルフは[[2012年]][[1月4日]]、[[ドイツ公共放送連盟|ARD]]と[[第2ドイツテレビ|ZDF]]の取材に応じ「違法行為は何もしていないが、全ての行いが正しかったわけでもない」「(新聞社編集長への電話は)ひどい過ちだった」と釈明し、任期満了までの続投を表明した<ref>[http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXBRDY0D9L3501.html ドイツ大統領:職務遂行を表明-報道への圧力は「ひどい過ち」と謝罪]> 2012年1月5日付 Bloomberg.co.jp</ref>。これに対し同月8日には、大手不動産会社のサイトにヴルフや[[連邦大統領 (ドイツ)#官邸と公用車|ベレヴュー宮(ベルリン大統領官邸)]]の写真と共に「賃貸物件。3棟で1ヶ月1ユーロ。[[連邦首相府 (ドイツ)|首相官邸]]至近。現住人は近く退去」と書かれたいたずら広告が一時掲載される事態も起きている<ref>[http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE80905T20120110 独不動産会社サイトにいたずら広告、「大統領官邸が賃貸物件に」]> 2012年1月9日付 ロイター・ジャパン</ref>。
 
2012年2月17日、検察により汚職事件の捜査が本格化されたのに伴い大統領職を辞任した<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2012021700884 ウルフ大統領が辞任=汚職捜査本格化受け-ドイツ] 時事通信 2012年2月17日閲覧</ref>。