「アザミウマ」の版間の差分

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== 生活史 ==
[[不完全変態]]で、幼虫は成虫に似た姿である。ただし、成虫となる前に摂食せず行動も鈍くなる[[蛹]]と呼ばれる時期が1期あるいは2期ある。この時期の形態は幼虫と大差なく、また成虫の形態も幼虫に単に翅をつけたような形であるが、[[完全変態]]の昆虫と同様に[[大食細胞]]による幼虫器官の多くの破壊と、少数の細胞による成虫器官の新生が起こっていることが確認されている。
 
なお、アザミウマは[[受精]]せずに発生すれば雄に、受精すると雌になるという、[[ハチ目]]と同様な性質を持っている。[[社会性昆虫#新しい意味での社会性昆虫|真社会性]]の考え方が注目を集めた1980年代に、ハチ類の社会性の発達とこの性決定様式とに深い関係があると見なされた。その際に、では、他の昆虫でも同様の例がないかと探すことが行われた。その時に注目を受けたものの一つがアザミウマ類である。上記の性決定様式を持つ上に、よく集中して生活しているのが知られていたので、ここから新たな真社会性の種が発見されるのではないかと考えられたのであるが、その後[[オーストラリア]]で若干数の社会性の種が発見された。
 
== 人間との関わり ==