「少年忍者風のフジ丸」の版間の差分

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== 概要 ==
[[白土三平]]の貸本短編集『忍者旋風』([[1959年]])や、週刊[[少年マガジン]]に連載されていた『風の石丸』([[1960年]])などを原作とした[[テレビアニメ]]である。番組スポンサーの[[藤沢薬品工業]](現:[[アステラス製薬]]/[[第一三共ヘルスケア]])との[[タイアップ]]のため、主人公の名前(番組タイトル)が「'''フジ'''丸」と改められた。主題歌の最後にはスポンサークレジットとともに'''「♪フジサ〜ワ〜、フジサ〜ワ〜、藤沢や〜く〜ひ〜ん」<ref>エンディングでこの部分のコーラスは「♪フジま~る~、フジま~る~、風のフジ~ま~る~」と歌われていた。</ref>'''とスポンサー名を連呼する女性コーラスが入っていた<ref>こうした例としては、『[[鉄人28号 (テレビアニメ第1作)|鉄人28号]]』([[1963年]]、[[エイケン (企業)|エイケン]]、[[フジテレビ]])や『遊星少年パピィ』([[1965年]]、[[エイケン (企業)|エイケン]]、[[フジテレビ]])でも主題歌の最後にスポンサー名である[[グリコ]]を連呼する男性コーラスが入っている。また[[虫プロ]]が製作した『[[ジャングル大帝#映像作品|ジャングル大帝]]』([[1965年]])の続編『新ジャングル大帝 進めレオ』([[1966年]])のオープニングでも、主題歌の後に「さんよう、さんよう、[[三洋電機]]」のコーラスが入っている。テレビ放送創成期から1960年代の主流だった、「単独スポンサー番組」ならではである。</ref>。初期の数本がカラー作品で制作された後、[[モノクローム|白黒]]作品となった。また、原作を離れ、オリジナルストーリーとなった第29話から原作者としての白土の表記もなくなった<ref>白土の『忍者旋風』に則った「龍煙の書」をめぐるストーリーが終了し、原作から離れたことを表向きにしているが、実際には東映動画側がキャラクター使用権を独占する目的で、白土を原作者から外したためである。ちなみに現在、東映アニメーションの公式ページでも白土の名前は記載されていない。この一件以降、白土は自身の作品の映像化に関しては厳格な姿勢をとっている(「[[白土三平]]」の項による)。また本作品直後に[[東映京都撮影所]]で制作された実写映画『[[ワタリ (漫画)#映画|大忍術映画ワタリ]]』の内容を巡るトラブルも白土の態度を一層硬化させる要因となった(『[[ワタリ (漫画)]]』の項による)。ちなみにこの一件で東映と絶縁状態となった白土だが、[[1968年]]に自作「[[サスケ (白土三平)#アニメ|サスケ]]」のアニメ化で組んだ製作会社こそ、エイケン(旧名:TCJ)である。</ref>。
 
毎回番組のラストには[[本間千代子]]を聞きに[[初見良昭]]([[戸隠流]]34代目)が忍術を詳しく解説する『忍術千一夜』という実写のミニコーナーがあった。
 
[[久松文雄]]による漫画版が雑誌『[[ぼくら]]』に連載されていた。