「アンチヒーロー」の版間の差分

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「普段は駄目人間だが副業としての裏の顔は凄腕」という物語も数多いが、これは『[[スーパーマン]]』と同様に変身ヒーローの一種と考えられる。ただし裏稼業が非合法的なものであれば、ある意味ではアンチヒーローとみなせるかもしれない。[[アメリカン・コミック]]の登場人物である「[[デアデビル]]」ことマット・マードックや、[[バットマン (架空の人物)|バットマン]]が該当する。
 
他にも社会正義の実現や犯罪被害者の救済等、通常のヒーローと同じ目的・信念を持つが、非合法または非合法すれすれの手段を用いる主人公なども必ずしもアンチヒーローとは言い切れず、刑事ドラマやアクション映画などにたびたび登場する。[[シティーハンター]]の冴羽や[[悪党~重犯罪捜査班]]の富樫正義刑事などが該当する。
 
また、物語の開始時点では駄目人間だったが物語の進行とともにヒーローぶりを発揮していくのは[[成長物語]]の一典型である。ファンタジーなどでも普通の少年や虚弱な少年が異界でヒーローになるという物語が多く見られるが(『[[ナルニア国物語]]』、『[[はてしない物語]]』など)、通常はそれらの少年を指してアンチヒーローとは呼ばない。ほとんどの場合、彼らは内面的あるいは外面的成長を遂げて異界から帰還するために、これも成長物語に属する。