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{{神社
|名称 = 三峯神社
|画像 = [[Image:Mitsumine-jinja.jpg|
|所在地 = [[埼玉県]][[秩父市]]三峰298-1
|位置 = {{ウィキ座標2段度分秒|35|55|31.55|N|138|55|49.43|E|region:JP|name=三峯神社}}
|祭神 = [[イザナギ|伊弉諾尊]]<br/>[[イザナミ|伊弉册尊
|社格 = 旧[[県社]]<br/>[[別表神社]]
|創建 = [[景行天皇]]年間([[71年]]-[[130年]])
|本殿 =
|別名 =
|札所等 = 秩父三社
|例祭 = [[4月8日]]
|神事 = 筒粥神事([[1月15日]])<br/>節分追儺祭(ごもっともさま、[[2月3日]])
}}
'''三峯神社'''(みつみねじんじゃ)は、[[埼玉県]][[秩父市]][[三峰山|三峰]]にある[[神社]]。[[近代社格制度|旧社格]]は[[県社]]で、現在は[[神社本庁]]の[[別表神社]]。
== 祭神 ==
; 主祭神
* '''[[イザナギ|伊弉諾尊]]''' (いざなぎのみこと)
* '''[[イザナミ|伊弉册尊]]''' (いざなみのみこと)
; 配祀神
* [[造化三神]] - [[天之御中主神]](あめのみなかぬしのかみ)、[[タカミムスビ|高御産巣日神]](たかみむすひのかみ)、[[カミムスビ|神産巣日神]](かみむすひのかみ)の総称
* [[天照大神]] (あまてらすおおかみ)
== 歴史 ==
社伝によれば、[[景行天皇]]の時
三峰の地名と熊野の地名の類似より、三峰の開山に熊野修験が深くかかわっていることがうかがえる。熊野には「大雲取・小雲取」があり、三峰山では中心の山を「雲取山」と呼んでいる。
中世以降、[[日光山|日光]]系の[[修験道]]場となって、関東各地の武将の崇敬を受けた。しかし
[[文亀]]年間([[1501年]]
[[江戸時代]]には、秩父の山中に棲息する[[オオカミ|狼]]を、猪などから農作物を守る[[眷族]]・[[神使]]とし
[[明治]]の[[神仏分離]]により寺院を廃して「三峯神社」に改称した。明治16年(1883年)に[[近代社格制度]]において[[県社]]に列した。
平成16年(2004年)に社殿を修復した。
== 境内 ==
=== 社殿 ===
<gallery widths="200px" heights="150px">
ファイル:三峰神社 境内.JPG|'''境内'''
ファイル:三峰神社 本殿.JPG|'''本殿'''
ファイル:三峰神社 拝殿.JPG|'''拝殿'''
ファイル:三峰神社 随身門.JPG|'''随身門'''
</gallery>
* 小教院
* 三峯神領民家
* 神楽殿
* 報徳殿
* お仮屋 - 祭神:眷属の大口真神(お使い神、お犬さま)
* 日本武尊銅像
* 遥拝殿 - 奥宮の遥拝所。三峯山下の眺望が広がる
=== 三ツ鳥居 ===
[[ファイル:Mitumine001.jpg|thumb|left|200px|'''三ツ鳥居''']]
三ツ鳥居は、明神型鳥居を三つ組み合わせた鳥居である。境内入り口に立つ。
他に有名な三ツ鳥居としては[[大神神社]]のものが知られる(ただし大神神社は直接見る事ができない)。大神神社の公式ホームページ上には三ツ鳥居の模型が掲載されており、当社のものとほぼ同じ形式である事が確認できる。
{{-}}
=== 神乃山水 ===
三峰山の上に「龍洞」という深い井戸がある。竜神が住むと言い伝えられ、[[水分神]]がまつられている。この水を当社にて飲むことができる(有料)。特に[[大寒]]に汲まれた水は「寒の水」といわれ、貴重なものとされている(寒の水を頂くには予約が必要)。
=== 奥宮 ===
[[ファイル:Mitumine005.jpg|thumb|left|200px|'''奥宮''']]
奥宮は妙法ケ岳(標高1329m)の山頂に鎮座する。本社からは東南東へ1時間ほど山道を登る必要がある。
山頂には小さな祠とともに[[秩父宮]]登山記念碑がある。また、登山道の途中には[[両部鳥居]]がある。
{{-}}
== 摂末社 ==
* 摂末社 23社
* 祖霊社
* 国常立神社
<gallery>
ファイル:Mitsumine-jinja Soreisha.jpg|祖霊社
</gallery>
== 祭事 ==
=== 年間祭事 ===
<div class="NavFrame" style="width:100%;">
<div class="NavHead" style="padding:1.5px; line-height:1.7; letter-spacing:1px;">三峯神社 年間祭事一覧</div>
<div class="NavContent" style="text-align:left;">
* 1月
**
**
**
* 2月
**
* 4月
** 大祭 ([[4月8日]]) - 太々神楽
* 5月
** 奥宮山開祭 ([[5月3日]])
* 6月
** 大祓 ([[6月30日]])
* 7月
** 大日祭 ([[土用の丑の日]])
* 8月
** [[諏訪神社]]祭 ([[8月26日]]) - [[獅子舞]]
** 月読祭 ([[十五夜]]、[[8月15日 (旧暦)|旧暦8月15日]])
* 9月
** 月読祭 (十五夜、[[9月13日 (旧暦)|旧暦9月13日]])
* 10月
** 奥宮山閉祭 ([[10月9日]])
* 12月
** 大歳のまつり ([[12月31日]])
</div>
</div>
=== 筒粥神事 ===
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明治後期の文献と思われる「御眷属拝借心得書」には、御眷属を受け、家へ帰られたならば、早速仮宮へ祀られ[[注連縄]]を張り、[[御神酒]]・[[米|洗米]]を土器に盛り[[神饌|献饌]]し、不潔の者の立ち入らぬようにされたいとある(仮宮へ祀るのは[[講]]で受けた場合で、個人で受けた場合[[神棚]]でよいとされる)。
==
; 所在地
* [[埼玉県]][[秩父市]]三峰298-1
; 交通アクセス
{{underline|徒歩}}
* 表参道:[[西武観光バス]](急行バス)「大輪」バス停から約150分 - バス停近くに一の鳥居が立つ
* 裏参道:西武観光バス(急行バス)「岡本」バス停から約120分
{{underline|バス}}
* [[西武観光バス]](急行バス) - 山頂駐車場まで、平日3往復・土休日5往復運行
** [[西武秩父駅]]([[西武鉄道]])出発で、[[三峰口駅]]([[秩父鉄道]])を経由
{{underline|車}}
* [[国道140号]]を[[駒ヶ滝トンネル]]まで、トンネルから[[埼玉県道278号秩父多摩甲斐国立公園三峰線|県道278号線]] - 秩父市街地から約1時間30分(後半は山道)
:: 途中の駒ヶ滝トンネルは「一方通行の狭小トンネル」で有名であり、その先で[[二瀬ダム]]の天端を通過する。県道278号線は、三峰観光道路として昭和41年(1966年)に開通した。
{{underline|補足事項}}
* 昭和14年(1939年)から平成19年(2007年)12月1日までは[[三峰ロープウェイ]]が存在し、当社へのアクセスの一端を担っていた。
== 脚注 ==
<references />
== 参考文献 ==
* [[根岸鎮衛]] 『[[耳嚢]]』全3冊 [[長谷川強]]校注、[[岩波書店]]〈[[岩波文庫]]〉、1991年。 - 江戸時代の随筆。三峯神社についての逸話を収録
* 三木一彦「{{PDFlink|[http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/lib/klib/kiyo/edu/e39/e3907.pdf 関東平野における三峰信仰の展開 -武蔵国東部を中心に-]}}」(文教大学教育学部『教育学部紀要』第39集、2005年)
== 関連項目 ==
* 秩父三社
** [[秩父神社]]
** [[宝登山神社]]
* [[山岳信仰]]
<!--* [[若宮八幡宮 (川崎市)|若宮八幡宮]] - [[川崎市]][[川崎区]]にある神社。境内社である金山神社で4月に行なわれる「かなまら祭」では男性器を象った神輿で練り歩く。:性関係の信仰というだけで関連項目への記載はおかしいと判断。-->
<!--* [[田縣神社]] - [[愛知県]][[小牧市]]にある神社。男性器の形をした石が祭られている。3月に行なわれる「豊年祭」では、男性器をかたどった[[神輿]]やものを担いで練り歩く。:性関係の信仰というだけで関連項目への記載はおかしいと判断。-->
<!--* [[
<!--* [[大山倍達]] - 三峯神社において修行をした。:特筆性なし。-->
<!--* [[釜山神社]] - ニホンオオカミを神格化した大口真神を祀る。::ニホンオオカミ関係の信仰というだけで関連項目への記載はおかしいと判断。-->
== 外部リンク ==
{{Commonscat|Category:Mitsumine-jinja}}
* [http://
<!--* [http://www5e.biglobe.ne.jp/~hikawa-j/kenmusya/mitumine/mituminezinja1.htm 三峯神社(世田谷区砧)]:外部リンクへの記載不要と判断。三峯神社は世田谷区のものに限らず数多く存在するため。-->
{{神道 横}}
{{DEFAULTSORT:みつみねしんしや}}
[[Category:埼玉県の神社]]
[[Category:秩父市]]
[[Category:埼玉県の旧県社]]
[[Category:別表神社]]
[[Category:性の文化]]
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