「ニトログリセリン」の版間の差分

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== 歴史 ==
[[1846年]]に[[イタリア]]の[[化学者]]、[[{{仮リンク|アスカニオ・ソブレロ]]|en|Ascanio (Sobrero|it|Ascanio Sobrero)}} が初めて合成に成功した。出来上がった新物質を調べようと自分の舌全体でなめてみたところ、こめかみがずきずきしたという記録があるが、これは彼自身の毛細血管が拡張されたためである。爆発力がすさまじく、一滴を加熱しただけでガラスのビーカーが割れて吹き飛ぶほどの威力があり、ソブレロは危険すぎて爆薬としては不向きであると判断した。しかしその後、[[アルフレッド・ノーベル]]らの工夫により実用化された。
 
ニトログリセリンの原料となるグリセリンは[[油脂]]の加水分解によって得られるが、第一次世界大戦中には爆薬として大量の需要が生じたため、発酵による大量生産法を各国が探索した。[[中央同盟国]]側ではドイツの[[カール・ノイベルグ]]らによって[[糖]]を酵母によって[[エタノール発酵]]させる際に[[亜硫酸ナトリウム]]を加えるとグリセリンが生じることが、[[連合国 (第一次世界大戦)|連合国]]側ではアメリカで培養液をアルカリ性にすると同様にグリセリンが生じることが見出され、大量に生産されるようになった。
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== 関連項目 ==
{{commonscat|Nitroglycerin}}
* [[グリセリン]]
* [[小林誠 (医学者)]]