「ヨセミテ国立公園」の版間の差分

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公園の面積は3081平方キロメートルで、[[シエラネバダ山脈 (アメリカ合衆国)|シエラネバダ山脈]]の西山麓に広がっている。ここには年間350万人以上が訪れるが、そのほとんどが集まるのは公園全体の1パーセントにも満たない[[ヨセミテ渓谷]](約18平方キロメートル)である<ref name="naturehistory"/>。
 
[[1984年]]に世界遺産に登録され、そそり立つ白い[[花崗岩]]の絶壁、そこを流れ落ちる多くの巨大な滝、谷や木々の間を流れる澄んだ大小の川、[[セコイアデンドロン|ジャイアントセコイア]]の巨木の林、生物学的な多様性が世界的に知られることとなった<ref name = "naturehistory">{{cite web | title =Nature & History | publisher = United States National Park Service: Yosemite National Park | url = http://www.nps.gov/archive/yose/nature/nature.htm | date = 2006-10-13 | accessdate = 2007-01-27}}</ref>。公園全体の約95パーセントは[[原生地域]]に指定されている<ref>{{cite web | title =Yosemite Wilderness| publisher = United States National Park Service: Yosemite National Park | url = http://www.nps.gov/yose/planyourvisit/yosemitewilderness.htm | accessdate = 2008-03-15 }}</ref>。ヨセミテは、第1号の国立公園である[[イエローストーン国立公園]]より指定は遅いが、[[ガレン・クラーク]] (Galen Clark) や[[ジョン・ミューア]] (John Muir) といった先達の貢献により、アメリカの国立公園の発展の上では中心的な役割を果たした<ref name = "historyculture">{{cite web | titletiああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(alpine) =である。カリフォルニア州には7,000種の植物が生えているが、そのうちの50パーセントがシエラネバダ山脈にあり、20パーセント以上がヨセミテ公園内に見られる。160種以上の稀少植物の植生地域があり、その形成にはヨセミテのたぐいまれな地質学的形成過程と、特異な土壌が寄与している<ref History & Culture | publishername = United States National Park Service: Yosemite National Park | url = http:"naturehistory"//www.nps.gov/yose/historyculture/index.htm | accessdate = 2007-01-27 }}</ref>。また、[[アメリカグマ]]や、[[アライグマ]]などの哺乳類が約100種類、鳥類が200種類以上生息している。[[セコイア]]の大木でも有名である
 
ヨセミテ国立公園は、シエラネバダ山脈の中で最大規模の、最もまとまった動植物の[[生息地]]であり、生物の多様性を育んでいる。公園は高度600メートルから4,000メートルの地域を含み、大きく分けて次の5つの[[植生帯]]から成っている。低木・[[オーク]]林帯 (chaparral/oak woodland)、低地・低山植生帯 (lower montane)、高地・低山植生帯 (upper montane)、[[亜高山帯]] (subalpine)、および[[高山帯]] (alpine) である。カリフォルニア州には7,000種の植物が生えているが、そのうちの50パーセントがシエラネバダ山脈にあり、20パーセント以上がヨセミテ公園内に見られる。160種以上の稀少植物の植生地域があり、その形成にはヨセミテのたぐいまれな地質学的形成過程と、特異な土壌が寄与している<ref name = "naturehistory"/>。また、[[アメリカグマ]]や、[[アライグマ]]などの哺乳類が約100種類、鳥類が200種類以上生息している。[[セコイア]]の大木でも有名である。
 
ヨセミテを地質学的に見ると、[[花崗岩]]が大部分を覆い、それより古い岩石が残りの部分を占めている。およそ1000万年前にシエラネバダ山塊が隆起し、その後傾斜したことにより、西側には緩やかな高原が、東側には急峻な山肌が生まれた。この隆起に伴って、川の流れは急になり、流れにえぐられて、深く、狭い[[渓谷]]・[[峡谷]]が形成された。次いで、約100万年前に、降り積もった[[雪]]と[[氷]]が[[氷河]]となって高山の草原帯を覆い、谷に沿って流れ下り始めた。[[氷河期]]初めには、ヨセミテ渓谷を埋め尽くした氷の厚さは約1200メートルに達したと考えられている。この氷河の流れに削られたことによって、[[U字谷]]が現れた<ref name="naturehistory"/>。