「ネットレーベル」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
書き足し |
ネットレーベル一覧を独立させました。 |
||
2行目:
個人や極めて少ない人員によって運営されているものが多く、所謂[[インディーズ|インディペンデントレーベル]]と同じようなスタンスで、レーベルごとに非常に限定された[[ジャンル]]の楽曲を扱うものが殆ど。また、現在ネット上で見られるネットレーベルの多くが[[テクノ]]や[[エレクトロニカ]]、[[アンビエント]]等の[[電子音楽]]に特化したものであるのも特徴的である。これはテクノミュージックの台頭や、そのテクノミュージックを[[コンピュータ]]で作るアマチュアのミュージシャンの増加、コンピュータ上で作られた音楽が[[デジタル|デジタルデータ]]であることによるインターネットとの親和性が上げられるが、後述のようにその生い立ちにも大きな要因があると思われる。
==リリース形態==
通常の[[コンパクトディスク|CD]]のように[[アルバム]]や[[シングル]]単位で一つの作品としてリリースするのが一般的。インターネットを通してのみ楽曲を提供する場合が多く、今現在その殆どが[[クリエイティブコモンズ]]のライセンス下で[[MP3]]や[[Ogg]]等のデータファイルの配信によってリリースされており、通常、無料で楽しむことが可能である。
===主なファイルフォーマット===
*MODフォーマットによるもの (初期のネットレーベルによくみられる)
**MOD
**S3M
**IT
**XM
*非可逆圧縮フォーマットによるもの (現在主流のファイルフォーマット)
**[[MP3]]
**[[Ogg Vorbis]]
==ネットレーベルの歴史==
13 ⟶ 22行目:
ネットレーベルの下地はこういった''ミュージック・ディスク''や、それに含まれている'''MOD'''形式の音楽そのものを発表していったグループによって築かれていった。また、そういった黎明期に興されたグループには未だ活動をしているものもある。(デモシーンの初期の作品には[[コンピューターゲーム]]に強く影響を受けたものや、コンピューターゲームそのものを改造したものが多くあり、MODというファイルフォーマットの特性とも相まって、後々まで[[ゲームミュージック]]風な音楽や[[テクノ]]等の電子音楽がBGMとして使われていることが多かった。今現在も[[テクノ]]の流れを汲むネットレーベルが多いのは、こういうバックグラウンドが少なからず影響しているのではないかと思われる。)
デモシーンの流れを汲むグループ、または初期のネットレーベルとして
▲デモシーンの流れを汲むグループ、または初期のネットレーベルとして以下のものが挙げられる。<br />
===現在===
前述のように、初期にはMODで配信されていたリリースも、ブロードバンドの普及や、音楽製作環境の変化によって次第に[[MP3]]で発表されることが増えた。このことによって一般的な[[メディアプレーヤー ]]でも楽曲を再生することが可能になり、リスナーが大幅に増えたが、一方で古くから続いていたネットレーベルのいくつかが密かに活動を停止していったのも、この頃である。
また、発表される楽曲のレベルも向上しており、ネットレーベルからリリースを続けていたアーティストが[[レコードレーベル]]と契約をし、CDやレコード等を発表することも増えてきている。
==ネットレーベルのリスト==
[[ネットレーベル一覧]]を参照。
==関連項目==
42 ⟶ 41行目:
*[http://noerror.scene.org/ NoError]
*[http://www.ojuice.net/ Orange Juice]
|