「アスペルガー症候群」の版間の差分

 
== 概要 ==
アスペルガー症候群の定義や「アスペルガー症候群と高機能自閉症は同じものか否か」については諸説あるが、'''高機能自閉症'''(知的障害のない、あるいはほとんどない自閉症)と区別されることは少なくなってきている(アスペルガー症候群は、知的障害の有無を問わず、言語障害のない自閉症を指すという研究者もいる)。このような概念の未整理については議論や批判があり、それを受けて[[2013年]]発行予定のDSM-V5の草案ではアスペルガー症候群は独立した診断分類としては削除され、[[自閉症スペクトラム]]に包括される方針とされている。
 
自閉症の軽度例とも考えられているが、知的障害でないからといっても、社会生活での対人関係に問題が起きることもあり、知的障害がないから問題がほとんどないとすることはできない。知能の高低については、相対的に低いよりは高い方が自活能力が高いとみなされるが、成人の場合、知能の高さは必ずしも安定就労に結びつかないという調査報告もある<ref>発達障害の子どもたち 講談社現代新書 [[杉山登志郎]]著 [[講談社]] 2007年 ISBN 9784062800402</ref>。これは、アスペルガー症候群としての特性の数々は知能の高低にかかわらず就労の場において(しばしば重大な)障害となるのに、知的障害者としての庇護が受けられる者にくらべて、一見定型発達者と区別がつかない知的障害のない者への理解やサポートは、ほとんど進んでいなかったからである。日本では従来、アスペルガー症候群への対応が進んでいなかったが、[[2005年]][[4月1日]]施行の[[発達障害者支援法]]によりアスペルガー症候群と高機能自閉症に対する行政の認知は高まった。しかし、依然社会的認知は低く、カナータイプより対人関係での挫折などが生じやすい環境は変わっていない。
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