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=== イスラエル ===
[[ファイル:Israeli couscous.jpg|right|200px|thumb|イスラエルのクスクス(プティティム)]]
マグリブ出身の[[セファルディム]]の食文化の影響で、マグリブ風のクスクスは人気が高い。この他、'''[[プティティム]]'''(פתיתים)(פתיתים、{{lang-en-short|[[w:Giant couscous|Giant couscous]]、[[w:Israeli couscous|Israeli couscous]]、[[w:Jerusalem couscous|Jerusalem couscous]]、[[w:Ptitim|Ptitim]]}})と呼ばれる[[イスラエル]]独特のクスクスがある。プティティムは、[[1950年代]]の食糧難の時代に、[[ダヴィド・ベン=グリオン]][[イスラエルの首相|首相]]が[[米]]やクスクスを主食とする[[ミズラヒム]]の移民にも食べやすいようなパスタの製造を、[[テルアビブ]]でパスタを製造していた食品会社[[オセム]]社の創業者の一人オイゲン・プロッパーに要請したことによって生まれたため、「オレズ・ベン=グリオン」(「ベン=グリオンの米」)とも呼ばれる。マグリブのクスクスはデュラム小麦のセモリナ粉で作られるのに対して、プティティムは[[フツウコムギ]](''T. aestivum'')の粉で作られており、粒が大きく食感もぷりぷりとしてパスタにより近いものになっている。イスラエルでは、プティティムは子供に人気があり、茹でてそのまま食べる他、トマトペーストや炒めタマネギと混ぜたり、野菜や香辛料と合わせたり、[[シュニッツェル]]などのつけあわせにする。また、ヘブライ大学などイスラエルの大学における学生用の食堂においても、クスクスは定番のメニューである。
 
プティティムはムグラビーヤとも呼ばれる。