「スバル・EJ20」の版間の差分

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Tkc1023 (会話 | 投稿記録)
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===空冷インタークーラーツインターボ仕様===
*250馬力仕様(250ps/6500rpm ,31.5kg-m/5000rpm(レガシィワゴンBG5 GT、セダンBD5 RS)
: 初期のBG5/BD5のみ。シーケンシャル制御で二つの大きさの違うタービンをエンジン左右に置き、4000回転付近を境に切り替えて過給する。単純に片バンク2気筒に一機のツインタービンではなく、一度に過給できるタービンは一つであり(オーバーラップといわれる期間があり、その間はプライマリタービンで過給しつつ、セカンダリタービンにあらかじめ回転を与える目的で過給を始めている)、その制御のため、吸排気関連と制御系統がかなり複雑になっている。この構造はスバル車として初であり、2.0Lクラスとしても珍しい。
 
*260馬力仕様(260ps/6500rpm ,32.5rpm/5000rpm(レガシィワゴンBG5/BH5 GT、セダン BD5 GT、セダンB4 BE5 RSK)
: 250馬力仕様から改良モデルとして、初期はこれが最高グレード用エンジンであったが、後にMT車用280馬力仕様が出来ると、中間グレード/AT車専用として搭載されるようになる。
 
*280馬力仕様(280ps/6500rpm ,34.5kg-m/5000rpm(レガシィワゴンBG5 GT-B、ワゴンBH5 GT/Etune セダンBD5 RS、セダンB4 BE5 RSK)
: マニュアルミッションとのみ組み合わされる。BD型セダンRSと共にBG型ツーリングワゴンGT-Bにも搭載。乗用ワゴン初の2L-280馬力エンジンであり、レガシィのブランドイメージを確固たるものにした、陰の立て役者である。極初期のものは少々無理して280馬力を出していたようで、ややトルクが弱かったが、すぐに改良が始まり年々進化。ツインターボ搭載最終型といえるBH/BE型レガシィD型では制御関連を日立製からデンソー製に切り替えると共に改良。長いこと懸案だったプライマリ/セカンダリタービン切り替え時の「息付き」(切り替え時の排気の流れが原因で干渉が大きくなり、排気の流れが悪くなって出力を落としてしまう)現象が、ほぼ無視できるほど熟成した。