「子供服」の版間の差分

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'''子供服'''(こどもふく)とは、[[子供]]用に考案・製造された[[衣類|衣料品]]のこと。ここでいう子供とは、衣料表記上16歳未満、身長160[[センチメートル|センチ]]以下(実質上は小学生以下)の者のことを指す。女児用・男児用ともに存在するが、男児用は幼児期を除けば若者・成人用のカジュアルウェアとサイズ以外は大差ないことが多く、本項では主に女児用について説明する。
 
[[中世]]以前の服装は、[[身分]]により区別されており、「[[大人]]とは異なる子供服」という、年齢により区別される衣料が開発されたのは[[身分制度]]が解体した[[17世紀]]以降のことである。ただし中世欧州では、形態的な子供用の服という区別は無いが、幼児には赤・黄等原色系、青少年には緑色等、着る者の年齢によって、よく使われる配色の別は存在した<ref>河出書房新社『図説ヨーロッパ服飾史』 ISBN 9784309761404</ref>
 
明確に子供用の服というコンセプトの子供服が作られ始めたのは、19世紀の欧米と見られているが、当時の古写真に見る子供服は、男女児服の区別が明確でなく、男児であっても[[リボン]]や[[レース]]の装飾を施された[[ドレス]]や[[チュニック]]を着用していることもある(但し、これは肖像写真を残すことができた、富裕層の子弟だけの流行である可能性もある)。明確に男女児服の区別がされていくのは、[[ビクトリア時代]]に流行したセーラー・スーツ着こなしに於いて、ボトムスが区別されてからである。