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[[ファイル:85-Oxford 1511 - Unicorno.jpg|thumb|right|240px|『アシュモル動物寓意譚』第21葉より、「[[ユニコーン|モノケロス]]（ユニコーン）」と「[[クマ]]」、[[1210年]]頃、[[イングランド]]、[[ピーターバラ]]?、ボドリーアン図書館蔵、[[オックスフォード]]。]]
'''動物寓意譚'''（どうぶつぐういたん、[[英語]] : ''Bestiary'', [[フランス語]] : ''Bestiaire'', [[ラテン語]] : ''Bestiarum vocabulum''）は、[[12世紀|12]] –- [[13世紀]]の[[イングランド]]や[[フランス]]を中心に[[ヨーロッパ]]で広く流布していた動物寓意集（ベスティアリ、''Bestiary''）の総称である。様々な[[動物]]、[[鳥]]、[[魚]]、[[植物]]、[[鉱物]]の特徴や習性とキリスト教的教訓とを結びつけ、そこに[[寓意]]や諷刺を込めた内容となっている。そこに出て来るのは、実存の生き物だけではなく、[[ドラゴン]]、[[ユニコーン]]、[[バジリスク|バシリスク]]、[[マンティコア|マンティコラ]]、[[セイレーン|セイレン]]、[[ヒッポカムポス|ヒッポカンポス]]などの[[怪物]]も含まれる。図版を豊富に含んでおり、キリスト教徒の道徳的教化、布教に大きな役割を果たした。内容の原典は、2世紀頃[[アレクサンドリア]]で[[ギリシア語]]で出版された『[[フィシオロゴス]]』、[[ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|プリニウス]]（[[22年|22]] / [[23年|23]] –- [[79年|79]]）の『[[博物誌]]』（[[77年]]頃）、[[アリストテレス]]（[[紀元前4世紀|前384]] –- [[紀元前4世紀|322]]）の『動物誌』（[[紀元前4世紀|前343年]]頃）にまで遡るとされている。
== 動物寓意譚に引用されている著書 ==
[[ファイル:Louvre-a80 2005-08-17 65 pt.jpg|thumb|right|230px|「地上の楽園（トゥールの象牙彫刻）」、[[9世紀]]、象牙彫刻、[[ルーヴル美術館]]、[[パリ]]。]]
* [[マルクス・アンナエウス・ルカヌス|ルカーヌス]] 『[http://www.thelatinlibrary.com/lucan.html パルサリア]』（''De bello civili sive pharsalia'', [[1世紀]]頃） 全10巻。
* [[ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|プリニウス]] 『[[博物誌]]』（''Naturalis historia'', [[77年]]） 全37巻。
** 第8巻 「[http://www.perseus.tufts.edu/cgi-bin//ptext?lookup=Plin.+Nat.+8.1 陸棲動物の性質]」。
** 第9巻 「[http://www.perseus.tufts.edu/cgi-bin//ptext?lookup=Plin.+Nat.+9.1 水棲動物の性質]」。
** 第11巻 「[http://www.perseus.tufts.edu/cgi-bin//ptext?lookup=Plin.+Nat.+11.1 昆虫の性質]」。
* 『[[フィシオロゴス]]』（''Φυσιολόγος'', [[2世紀]]頃）。
* ソリヌス 『[http://www.thelatinlibrary.com/solinus5.html 奇異なる事物の集成]』（''Collectanea rerum memorabilium'', [[250年]]頃）。
* [[アンブロジウス|聖アンブロシウス]] 『[http://www.iteadjmj.com/PATROP/ambhex.pdf ヘクサエメロン]』（''Hexaemeron'', [[387年]]） 全6巻。
* [[ヨハネス・クリュソストモス|聖ヨハネス・クリュソストモス]] 『クリュソストモスの口述』（''Dicta Chrysostomi''）
* [[アウグスティヌス|聖アウグスティヌス]] 『[http://www.thelatinlibrary.com/august.html 神の国]』（''De civitate Dei'', [[412年|412]] –- [[427年]]） 全22巻。
* [[イシドールス|聖イシドールス]] 『語源集』（''Etymologiae'', [[622年|622]] –- [[623年]]） 全20巻。
** 第11巻 「[http://www.thelatinlibrary.com/isidore/11.shtml 人間と怪物について]」（''De homine et portentis''）。
** 第12巻 「[http://www.thelatinlibrary.com/isidore/12.shtml 動物について]」（''De animalibus''）。
* [[:en:Rabanus Maurus|ラバヌス・マウルス]] 『[http://www.mun.ca/rabanus/index.html 万有誌]』（''De rerum naturis'', [[842年|842]] – [[847年]]） 全22巻。
** 第8巻第1章 「[http://www.mun.ca/rabanus/drn/8.html#8.1 動物について]」（''De bestiis''）。
** 第8巻第2章 「[http://www.mun.ca/rabanus/drn/8.html#8.2 小動物について]」（''De minutis animantibus''）。
== ラテン語の動物寓意譚 ==
* 『[http://www.abdn.ac.uk/bestiary/index.hti アバディーン動物寓意集]』（''Aberdeen Bestiary'', [[1200年]]頃、[[イングランド]]） 全103葉、アバディーン大学図書館蔵。
* 『アシュモル動物寓意譚』（''Ashmole Bestiary'', [[13世紀]]初頭、[[イングランド]]、[[ピーターバラ]]?） 全122葉、ボドリーアン図書館蔵、[[オックスフォード]]。
* 『[http://prodigi.bl.uk/illcat/record.asp?MSID=8797&CollID=8&NStart=4751 ハーレー動物寓意譚]』（''Harley Bestiary'', [[1230年|1230]] –- [[1240年]]頃、[[イングランド]]、[[ソールズベリー]]?） 全74葉、[[大英図書館]]蔵、[[ロンドン]]。
* 『[http://www2.kb.dk/elib/mss/gks1633/index.htm アン・ウォルシュ動物寓意譚]』（''Bestiarius'', [[15世紀]]、[[イングランド]]） 全77葉、デンマーク王立図書館蔵、[[コペンハーゲン]]。
== フランス語の動物寓意譚 ==
* [[:fr:Philippe de Thaon|フィリップ・ド・タオン]]（Philippe de Thaon, [[12世紀]]初め）
** 『[http://www2.kb.dk/elib/mss/gks3466/index.htm フィリップ・ド・タオンの動物寓意譚]』（''Bestiaire'', [[1121年]]頃）
*** 第1章 ライオン（''Leun''）
*** 第2章 [[ユニコーン|一角獣]]（''Monosceros''）
*** 第3章 パンサー（と[[ドラゴン]]）（''Pantere (et Dragun)''）
*** 第4章 ドルカス<ref name="Dorcas">シリアやアフリカに生息するドルカスガゼル（Gazella dorcas）だと言われる。</ref>（''Dorcon''）
*** 第5章 ヒュドルス<ref name="Hydrus">四肢を持つヘビまたは無肢のヘビの怪物。ワニの腹を食い破る。</ref>（とワニ）（''Ydrus (et Cocodrille)''）
*** 第6章 シカ（''Cerf''）
*** 第7章 アンテロープ（''Aptalon''）
*** 第8章 アリ（''Furmi''）
*** 第9章 [[ケンタウロス|オノケンタウルス]]（''Onoscentaurus''）
*** 第10章 ビーバー（''Castor''）
*** 第11章 ハイエナ（''Hyena''）
*** 第12章 イタチ（''Mustele''）
*** 第13章 ダチョウ（''Assida''）
*** 第14章 [[サラマンダー]]（''Sylio''）
*** 第15章 [[セイレーン]]（''Serena''）
*** 第16章 ゾウ（''Elefant''）
*** 第17章 アスピス<ref name="Aspis">コブラに似た音楽狂の小型のドラゴン。音楽が聞こえると、片方の耳を地面に押し当て、もう一方の耳には自らの[[尾]]を突っ込んで音楽が聞こえないようにするという。</ref>（''Aspis''）
*** 第18章 セラ<ref name="Serra">翼を持つ巨大な海の怪物。魚の尾、コウモリまたは鳥の翼、ライオンの頭を持つ。</ref>（''Serra''）
*** 第19章 ハリネズミ（''Heriçun''）
*** 第20章 キツネ（''Gupil''）
*** 第21章 オナガー<ref name="Onager">野生のロバ。</ref>（''Onager''）
*** 第22章 サル（''Singe''）
*** 第23章 ケートゥス<ref name="Cetus">[[ギリシア神話]]・[[ローマ神話]]に登場する巨大な鯨のような姿をした[[怪物]]。[[ポセイドーン]]（[[ネプトゥーヌス]]）が、[[エチオピア]]の王[[ケーペウス]]の国を荒廃させ、女王[[カッシオペイア]]の娘[[アンドロメダ]]を殺すために遣わしたと言われる。「[[くじら座]]」として[[星座]]となった。</ref>（''Cetus''）
*** 第24章 ヤマウズラ（''Perdix''）
*** 第25章 ワシ（''Aigle''）
*** 第26章 [[カラドリウス]]<ref name="Caladrius">[[患者|病人]]の[[生命|生死]]を見抜く幻鳥。</ref>（''Caladrius''）
*** 第27章 [[フェニックス]]（''Fenix''）
*** 第28章 ペリカン（''Pellicanus''）
*** 第29章 ハト（と[[:de:Peridexion|両手利きの樹]]<ref name="Peridexion">インドの木の一つで、ハトを引き寄せ、ドラゴンを嫌がらせる。イチジク科のバニヤン樹だと言われている。</ref>）（''Colum (et Peredixion)''）
*** 第30章 キジバト（''Turtre''）
*** 第31章 ヤツガシラ（''Huppe''）
*** 第32章 トキ/コウノトリ<ref name="Ibex">本来はトキ (ibis) の項目かもしれないが、フィリップの原文には、「この鳥は..コウノトリ cigonie (cigogne) と呼ばれている」と書かれている。また、腐肉食性との記述もあることから、ハゲコウではないかと推察できる。</ref>（（''Ibex''）
*** 第33章 オオバン（''Fullica''）
*** 第34章 ゴイサギ（''Nicticorax''）
*** 第35章 [[火打石]]（''Turrobolen''）
*** 第36章 [[ダイヤモンド]]（''Adamas''）
*** 第37章 十二石<ref name="Douzepierres">赤いジャスパー、サファーヤ等、聖書で触れられる十二の宝石（『出エジプト記』２８28章の僧侶の装身具や、『黙示録』２１21章の神の都にちりばめられる）。</ref>（''Douze pierres''）
*** 第38章 真珠（''Union''）
=== ノルマンディーのギヨーム・ル・クレール ===
* [[:fr:Guillaume Le Clerc de Normandie|ノルマンディーのギヨーム・ル・クレール]]（Guillaume le Clerc de Normandie, [[13世紀]]）
** 『[http://books.google.co.jp/books/pdf/Le_Bestiaire_divin_de_Guillaume__clerc_d.pdf?id=hDkCAAAAQAAJ&output=pdf&sig=ACfU3U1nQZKdCDAeouRX2AJshtYeLSeaPw 神聖動物寓意譚]』（''Bestiaire divin'', [[1210年]]）
*** 第1章 ライオン（''Lion''）
*** 第2章 アンテロープ（''Aptalops''）
*** 第3章 火打石（''Dous peres''）
*** 第4章 セラ<ref name="Serra"/>（''Serre''）
*** 第5章 カラドリウス<ref name="Caladrius"/>（''Caladrius''）
*** 第6章 ペリカン（''Pellican''）
*** 第7章 ゴイサギ、ミミズク（''Nicticorace, freseie''）
*** 第8章 ワシ（''Aigle''）
*** 第9章 フェニックス（''Fenis''）
*** 第10章 ヤツガシラ（''Hupe''）
*** 第11章 アリ（''Formi''）
*** 第12章 セイレーン（''Sereine''）
*** 第13章 ハリネズミ（''Heriçon''）
*** 第14章 トキ（''Ybex''）
*** 第15章 キツネ（''Gupil''）
*** 第16章 一角獣（''Unicorne''）
*** 第17章 ビーバー（''Bevre''）
*** 第18章 ハイエナ（''Hyaine''）
*** 第19章 ヒュドルス<ref name="Hydrus"/>、ワニ（''Idrus, Cocadrille''）
*** 第20章 牡ヤギ牝ヤギ（''Buc, chevre''）
*** 第21章 オナガー<ref name="Onager"/>（''Asne salvage''）
*** 第22章 サル（''Singe''）
*** 第23章 オオバン（''Fulica''）
*** 第24章 パンサー、ドラゴン（''Pantere, Dragon''）
*** 第25章 ケートゥス<ref name="Cetus"/>（''Cetus''）
*** 第26章 ヤマウズラ（''Perdriz''）
*** 第27章 イタチ、アスピス<ref name="Aspis"/>（''Belette, Aspis''）
*** 第28章 ダチョウ（''Ostrice''）
*** 第29章 キジバト（''Turtre''）
*** 第30章 シカ（''Cerf''）
*** 第31章 サラマンダー（''Salamandre''）
*** 第32章 ハト、両手利きの樹<ref name="Peridexion"/>（''Colom, Paradixion''）
*** 第33章 ゾウ（''Olifant''）
*** 第34章 [[マンドレイク|マンドラゴラ]]<ref name="Mandragora">人型の植物で、地面から引き抜かれると凄まじい悲鳴をあげると言われる。</ref>（''Mandragoire''）
*** 第35章 ダイヤモンド（''Aimant''）
=== ティルベリーのゲルウァシウス ===
* [[:fr:Gervais de Tilbury|ティルベリーのゲルウァシウス]]（Gervais(e) de Tilbury, [[1155年|1155]]頃 - [[1234年|1234]]）
** 『[http://bestiary.ca/etexts/meyer1872/meyer%20-%20le%20bestiaire%20de%20gervaise.pdf 動物寓意譚]』（''Bestiaire'', [[13世紀]]）
*** 第1章 ライオン（''Lion''）
*** 第2章 ヒョウ（''Panthere''）
*** 第3章 一角獣（''Unicorne''）
*** 第4章 ヒュドルス<ref name="Hydrus"/>とワニ（''Idres et Cocadrile''）
*** 第5章 セイレーン（''Sereine''）
*** 第6章 [[ケンタウロス|ケンタウルス]]（''Centaurus''）
*** 第7章 ハイエナ（''Hyene''）
*** 第8章 サル（''Singe''）
*** 第9章 ゾウ（''Elephant''）
*** 第10章 アンテロープ（''Antule''）
*** 第11章 ヘビ（と[[ヴイーヴル]]）（''Serpent (et Vuivre)''）
*** 第12章 ワタリガラス（''Corbeau''）
*** 第13章 キツネ（''Vurpil''）
*** 第14章 ビーバー（''Castor''）
*** 第15章 ハリネズミ（''Eriçon''）
*** 第16章 アリ（''Formi''）
*** 第17章 ワシ（''Aille''）
*** 第18章 カラドリウス<ref name="Caladrius"/>（''Caradrius''）
*** 第19章 ペリカン（''Pellicanus''）
*** 第20章 ヤマウズラ（''Perdriz''）
*** 第21章 シャモア（''Chamoi''）
*** 第22章 ヤツガシラ（''Hupe''）
*** 第23章 フェニックス（''Phenix''）
*** 第24章 シカ（''Cerf''）
*** 第25章 キジバト（''Tortre''）
*** 第26章 セラ<ref name="Serra"/>（''Sarce''）
*** 第27章 イタチ（''Belete''）
*** 第28章 アスピス<ref name="Aspis"/>（''Aspis''）
*** 第29章 トキ（''Ibis''）
=== ピエール・ド・ボーヴェ（ピエール・ル・ピカール） ===
** 『動物寓意譚』（''Bestiaire'', [[1218年]]以前）
*** [[短編小説|短編版]]
**** 第1章 ライオン（''Du lyon''）
**** 第2章 アンテロープ（''Del antula''）
**** 第3章 火打石（''De ii pierrez ardanz''）
**** 第4章 セラ<ref name="Serra"/>（''De la serre''）
**** 第5章 カラドリウス<ref name="Caladrius"/>（''Del caladre''）
**** 第6章 ペリカン（''Du pelican''）
**** 第7章 ゴイサギ（''Du niticorax''）
**** 第8章 ワシ（''De l’aigle''）
**** 第9章 フェニックス（''Del fenis''）
**** 第10章 ヤツガシラ（''De la hupe''）
**** 第11章 アリ（''Du formi''）
**** 第12章 セイレーン（''De la seraine''）
**** 第13章 ハリネズミ（''Du hérisson''）
**** 第14章 トキ（''Del ybex''）
**** 第15章 キツネ（''Du gourpil''）
**** 第16章 一角獣（''Del unicorne''）
**** 第17章 ビーバー（''Del castre''）
**** 第18章 ハイエナ（''Del hyene''）
**** 第19章 ヒュドルス<ref name="Hydrus"/>とワニ（''Del ydre''）
**** 第20章 ヤギ（''De la chievre''）
**** 第21章 オナガー<ref name="Onager"/>（''De l’asne sauvage''）
**** 第22章 サル（''Du singe''）
**** 第23章 オオバン（''Del felica''）
**** 第24章 パンサー（''De la penthere''）
**** 第25章 [[アスピドケロン|アスピドケローネ]]<ref name="Aspidochelone">[[クジラ|鯨]]または[[カメ|大亀]]に似た[[海]]の[[怪物]]。</ref>（''De la coine (lacovie)''）
**** 第26章 ヤマウズラ（''De la pertris''）
**** 第27章 イタチ（''De la mosellan''）
**** 第28章 ダチョウ（''De l’asida''）
**** 第29章 キジバト（''De la tortre''）
**** 第30章 シカ（''Du cerf''）
**** 第31章 サラマンダー（''De la salamandre''）
**** 第32章 ハト、ハトの色（''De la tanrine coulor''）
**** 第33章 ハト（と両手利きの樹<ref name="Peridexion"/>）（''Du coulon''）
**** 第34章 ゾウ（''Del olifant''）
**** 第35章 野生のヤギと[[預言者]][[アモス]]（''De la chievre sauvage (Amos)''）
**** 第36章 [[磁石]]（''Del aimant''）
**** 第37章 オオカミ（''Du leu''）
**** 第38章 イヌ（''Du chien''）
*** [[長編小説|長編版]]
**** 第1章 ライオン（''Du lyon premier''）
**** 第2章 アンテロープ（''De l’autula''）
**** 第3章 セラ<ref name="Serra"/>（''De la sarre''）
**** 第4章 火打石（''Du turobolem''）
**** 第5章 カラドリウス<ref name="Caladrius"/>（''Du caladres''）
**** 第6章 ヴイーヴル（''De la guivre''）
**** 第7章 ペリカン]（''Du pelican''）
**** 第8章 トラ（''Du tigre''）
**** 第9章 ツル（''De la grue''）
**** 第10章 ?（''Du voultre''）
**** 第11章 ツバメ（''De l’aronde''）
**** 第12章 ハゲワシ（''Du voltours''）
**** 第13章 アスピス<ref name="Aspis"/>（''De l’asepic''）
**** 第14章 バッタあるいはコオロギ（''Du crinon ou gresillon''）
**** 第15章 ワタリガラス（''Du corbiau''）
**** 第16章 [[ハルピュイア|ハーピー]]（''De l’arpie''）
**** 第17章 サヨナキドリ（''Du rosignol''）
**** 第18章 クジャク（''Du paon''）
**** 第19章 キツツキ（''De l’espec''）
**** 第20章 アレリオン<ref name="Alerion">[[:Category:神話伝説の鳥|神話の鳥]]。</ref>（''De l’alerion''）
**** 第21章 ワシ（''De l’aisgle''）
**** 第22章 ゴイサギ（''Du niticoraux''）
**** 第23章 セイレーン（''De la seraine''）
**** 第24章 ヤツガシラ（''De la huppe''）
**** 第25章 牝ウシ（''De la vasche''）
**** 第26章 フェニックス（''Du fenis''）
**** 第27章 オウム（''Du papegay''）
**** 第28章 アリ（''Des fourmis''）
**** 第29章 ダチョウ（''De l’ostruche''）
**** 第30章 ハリネズミ（''Du herison''）
**** 第31章 トキ（''Du ybeux''）
**** 第32章 キツネ（''Du goupil''）
**** 第33章 クモ（''De l’aringne''）
**** 第34章 カオジロガン（''Des annes de la mer''）
**** 第35章 [[バジリスク|バシリスク]]（''Du baselicoc''）
**** 第36章 ?（''Du teris''）
**** 第37章 一角獣（''De unicornes''）
**** 第38章 [[グリフォン]]（''Du grifon''）
**** 第39章 ビーバー（''Du castoire''）
**** 第40章 ハイエナ（''De la hienne''）
**** 第41章 オオバン（''De ulica''）
**** 第42章 ワニとヒュドルス<ref name="Hydrus"/>（''Du cocadrille et de hydre''）
**** 第43章 ドルカス<ref name="Dorcas"/>（''Du dorcon''）
**** 第44章 [[エアレー|センティコア]]（''Du centicore''）
**** 第45章 オナガー<ref name="Onager"/>（''De l’asne sauvage''）
**** 第46章 サル（''Du singe''）
**** 第47章 ハクチョウ（''Du signe''）
**** 第48章 フクロウ（''Du huhan''）
**** 第49章 パンサー（''Du pantere''）
**** 第50章 ヤマウズラ（''De la pertris''）
**** 第51章 アスピドケローネ<ref name="Aspidochelone"/>（''De la covie''）
**** 第52章 ダチョウ（''Du asida''）
**** 第53章 キジバト（''De la torte''）
**** 第54章 シジュウカラ（''De la mesenge''）
**** 第55章 シカ（''Du serf''）
**** 第56章 サラマンダー（''De la salamandre''）
**** 第57章 モグラ（''De la taupe''）
**** 第58章 ハト（''Du coulon''）
**** 第59章 両手利きの樹<ref name="Peridexion"/>とハト（''De l'arbre des coulons''）
**** 第60章 ゾウ（''De l'olifant''）
**** 第61章 野生のヤギと預言者アモス（''Des chievres (Amon li prophetes)''）
**** 第62章 [[磁石]]（''De l'aimant''）
**** 第63章 オオカミ（''Du lou''）
**** 第64章 エケネイス<ref name="Echeneis">[[ヨーロッパ]]の旅行者や[[漁師]]の間で語り継がれた海の生物。船の船体に吸着し、船を動けなくするという。</ref>（''D'ung poisson qui est appelés esynus''）
**** 第65章 イヌ（''Des chiens''）
**** 第66章 ワイルド・マン（''De l'omme sauvage''）
**** 第67章 クロウタドリ（''De la merle''）
**** 第68章 トビ（''De l'escoufle''）
**** 第69章 ムスカリエト<ref name="Muscaliet">ウサギに似た体、リスに似た尾と足、イタチに似た耳、モグラに似た鼻、ブタに似た毛、イノシシに似た歯を持つ動物。</ref>（''Du muscaliet''）
**** 第70章 [[四大元素]]（''Des quatre elemens''）
**** 第71章 オルファン<ref name="Orphanay">クジャクの首、ワシのくちばし、ハクチョウの足、ツルの体を持つ[[:Category:神話伝説の鳥|伝説の鳥]]。</ref>（''De l'orphanay''）
=== リシャール・ド・フルニヴァル ===
=== 百科事典 ===
[[File:Brunetto latini livre dou tresor.jpg|thumb|right|[[:fr:Brunetto Latini|ブルネット・ラティーニ]] 『知識の宝庫』 [[1266年]]。]]
* [[:fr:Barthélemy l'Anglais|バルテルミ・ラングレ]]（Barthélemy l'Anglais, [[1190年|1190]]頃 –- [[1250年|1250]]）
** 『諸物の特性について』（''De proprietatibus rerum'', [[1240年]]） 全19巻より、第18巻 「動物について」（''De animalibus''）
* [[:fr:Thomas de Cantimpré|トマ・ド・カンタンプレ]]（Thomas de Cantimpré, [[1201年|1201]] –- [[1272年|1272]]）
** 『諸物の本性について』（''Liber de natura rerum'', [[1230年|1230]] –- [[1245年]]頃） 全20巻。
* [[:fr:Vincent de Beauvais|ボーヴェのヴァンサン]]（Vincent de Beauvais, [[1190年|1190]]頃 –- [[1264年|1264]]）
** 『自然の鏡』（''Speculum Naturale'', [[1245年|1245]] / [[1250年|50年]]） 全33巻。
* [[:fr:Brunetto Latini|ブルネット・ラティーニ]]（Brunetto Latini, [[1220年|1220]] –- [[1295年|95]]?）
** 『知識の宝庫』（''Li Livres dou Trésor'', [[1266年]]）
* [[:nl:Jacob van Maerlant|ヤーコブ・ファン・マールラント]]（Jacob van Maerlant, [[1230年|1230]] –- [[1300年|1300]]頃）
** 『[http://www.xs4all.nl/~adcs/NatBl/Index.html 自然の書]』（''Der Naturen Bloeme''） 全13巻。
*** ''[http://www2.kb.nl/vh-cgi/vhfullref.pl?origin=vhoverview%2epl&isFromMan=1&total=1&nr=1&file=%2fusr%2fwww%2fdata%2fkb%2fmanuscripts%2ftempfiles%2f1662747&isSub=&Shelfmark=KA+16&from=1&isFromIcon=0 Koninklijke Bibliotheek, KB, KA 16]'', 第38葉 –- 第163葉、[[1350年]]頃、[[フランドル]]、オランダ王立図書館蔵、[[デン・ハーグ]]。
*** ''[http://www2.kb.nl/vh-cgi/vhfullref.pl?file=%2fusr%2fwww%2fdata%2fkb%2fmanuscripts%2ftempfiles%2f1419542&isSub=&Shelfmark=76+E+4 Koninklijke Bibliotheek, KB, 76 E 4]'', 全152葉、[[1450年|1450]] –- [[1500年]]頃、[[フランドル]]、[[ユトレヒト]]、オランダ王立図書館蔵、[[デン・ハーグ]]。
== 脚注 ==
== 参考文献 ==
* [[蔵持不三也]]監修、松平俊久著 『図説 ヨーロッパ怪物文化誌事典』 [[原書房]]、[[2005年]]。
* 利倉隆 『カラー版 絵画のなかの動物たち 神話・象徴・寓話』 [[美術出版社]]、[[2003年]]。
* T. H. White, ''The Bestiary'', [[ニューヨーク|New York]]: Capricorn Books, G. P. Putman's Sons, [[1960年|1960]].
* Ann Payne, ''Medieval Beasts'', New Amsterdam Books, [[1990年|1990]].
* [http://www2.kb.dk/elib/mss/gks3466/index.htm 『フィリップ・ド・タオンの動物寓意譚』（''Bestiaire''）]、''Gl. kgl. S. 3466 8º''、全51葉、[[1300年]]頃、[[イングランド]]、デンマーク王立図書館蔵、[[コペンハーゲン]]。
* [http://image.ox.ac.uk/show?collection=merton&manuscript=ms249 『フィリップ・ド・タオンの動物寓意譚』（Le ''Bestiaire'' de Philippe de Thaon）]、「マートン写本249」（''Merton College Library, MS. 249''）、第1葉 – 第10葉裏、[[13世紀]]、[[イングランド]]、マートン・カレッジ図書館蔵、[[オックスフォード]]。
* [http://mandragore.bnf.fr/jsp/switch.jsp?division=Mix&cote=Fran%E7ais+1444 ノルマンディーのギヨーム・ル・クレール 『神聖動物寓意譚』（Le ''bestiaire divin'' de Guillaume le Clerc de Normandie）]、「フランス国立図書館フランス語写本1444」（''Bibliothèque Nationale de France, Français 1444''）、第240葉 – 第257葉、[[13世紀]]末、[[フランス]]、[[ビブリオテーク・ナショナル|フランス国立図書館]]蔵、[[パリ]]。
* [http://digital.library.wisc.edu/1711.dl/HistSciTech.Bestiary T. H. White, ''The book of beasts''], [[ニューヨーク|New York]]: Putnam, [[1960年|1960]].
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