「朔望月」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2012年8月}}
[[File:Lunar libration with phase2.gif|thumb|right|200px|[[朔望月|朔望周期]]。新月(朔)から満月(望)を経て次の新月(朔)まで]]
'''朔望月'''(さくぼうげつ、[[英語]]:synodic month)は、[[月]]の[[月相|満ち欠け]]の1周期である。特に、[[朔]](新月)から次の朔、あるいは望([[満月]])から次の望までの期間を呼ぶ。朔とは[[太陽]]と[[]]の[[合 (天文)|合]]([[黄経]]差が0°)、望は太陽と月の[[衝]](黄経差が180°)のときである。
 
== 平均朔望月 ==
[[]]の複雑な[[軌道 (力学)|軌道]]のため、周期にはおよそ29.27日から29.83日の幅がある。この[[平均]]を'''平均朔望月'''と呼び、約29.530 6日である。より正確には、1900年には29.530 589日で、100年あたり0.000 004 13日の割合で短くなっているので、たとえば2000年には29.530 585日となる(このような長期の変動は平均朔望月の算出でも平均化しない)。
2013年年央の平均朔望月は、29日12時間44分02.879秒(=29.530 588 88 日)である<ref>天文年鑑2013 p.190(執筆:井上圭典)</ref>。
 
== 月の大小 ==
[[太陰暦]]・[[太陰太陽暦]]では、[[朔]]の日を[[月 (暦)|月]]の第1日目に合わせることにしているので、朔望月の計算をもとに1日(ついたち)を決め、大の月(1ヶ月30日の月)、小の月(1か月29日の月)を配当していくようにしている。もちろん平均すれば、平均朔望月にはぼ等しくなる。
 
== 出典 ==