削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
2行目:
 
== 概要 ==
SH-AWDはセンターデフを持たず、リアドライブ部には左右の駆動力を調整する電磁[[ソレノイド]]で駆動される湿式多板[[クラッチ]]を持つ。その点では同社の[[VTM-4]]と酷似しているが、異なる部分はそれらが旋回性能を向上するために利用される点にある。旋回加速時には外側後輪の接地荷重が増大するため、より多くの駆動力を配分することにより内側への[[ヨー]]モーメントを発生させ、旋回性を向上させている。<br />
プロペラシャフトとリアドライブとの間に[[遊星ギア]]を組み込み、後輪への回転数を直結状態では0.6%、旋回時に5.7%高め、リアドライブ内のクラッチにより積極的に外側の後輪に駆動力を配分している。(駆動力配分は、前後で30対70→70対30、後輪左右で0対100→100対0まで無段階で可変することが可能。)
つまり後輪は旋回時、外輪が100%、内輪0%まで配分が可能で、この配分により生じる後輪左右のトルク差によって旋回性能を高めている。
これよって旋回時の動力性能を飛躍的に向上させ、「よく曲がる」「安定した」走りを実現している。