「リック・バリー」の版間の差分
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:::''私はバリーをこれまでで最も多産的なオフェンシブ・フォワードと評価せねばなるまい'' ―[[ビル・シャーマン]]
バリーはあらゆる意味で超攻撃的なフォワードである。いかなる場所からも得点できたが、特に外角からのジャンプシュートは高い精度を誇り、[[チェット・ウォーカー]]は「我々の時代にスリーポイントシュートがあったならば、この男は本当に止められなかっただろう」と語っている。シュートオプションも非常に豊富で、得意のジャンプショットだけでなくフックショット、フェイドアウェイショット、セットショット、レイアップをいずれも左右両方の手から繰り出すことがで
しかしながらバリーのスタイルを最も特徴付けたのは正確なシュートでもなければ、奇抜なアンダースローによるフリースローでもなく、[[ジャガーノート]]とも称される彼の火の着いたような闘争心だった。その闘争心は大舞台であればあるほど、逆境であればあるほどに発揮され、彼が率いたチームはしばしばプレーオフで本来の実力を上回る成績を収めており、著名な記者であるポール・ラデュースキーはバリーを[[ロッキー (映画)|ロッキー・バルボア]]に例え、"リッキー・バルボア"と呼んだ。中でも[[ワシントン・ブレッツ]]を4戦全勝で破った1975年のファイナルは"ファイナル史上最大の番狂わせ"と言われており、2度NBAファイナル進出経験を持つバリーのファイナル平均36.3得点は、[[マイケル・ジョーダン]]の平均33.6得点を大きく引き離す歴代1位の成績である。一方で彼の闘争心は敵選手の神経を逆撫でするだけでなく、しばしばチームメイトをも苛立たせ、時には記者やファンからも反感を買うことがあった。
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