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著作活動は熱心で、[[3世紀]]頃に編纂されたプルタルコス著作目録によれば、『対比列伝』(英雄伝)をはじめ、227もの書物が挙げられている。
 
『対比列伝』は1人の人物を記述した単独伝記4編と、古代ギリシアの人物と[[古代ローマ]]の人物を対比した対比列伝22編からなる。対比列伝では、[[アテナイ]]の王[[テーセウス]]と[[王政ローマ]]を建国した[[ロームルス]]、[[スパルタ]]の律法者[[リュクルゴス]]とローマの古王[[王政ローマ#ヌマ|ヌマ]]、[[アレクサンドロス大王3世]](大王)と[[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]、などが対比されている。
 
この『対比列伝』は[[16世紀]]に[[ジャック・アミヨ]]による仏訳がなされ、その仏語版から17世紀のサー・トマス・ノースが訳した英語版を参考に[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]は『[[ジュリアス・シーザー (シェイクスピア)|ジュリアス・シーザー]]』、『[[アントニーとクレオパトラ]]』、『[[コリオレイナス]]』などの[[ローマ]]史劇を執筆したとされる。(トマス・ノース英訳版『プルターク英雄伝』が 、1993年に龍渓書舎で高価な特製本2冊組で刊行している、塚田孝雄編)