「嵐になるまで待って」の版間の差分

1993年初演。以降、1997年・2002年・2008年と上演されている。

 

 

初演当時成井は演出を担当しておらず、[[劇団ショーマ]]の高橋いさをが演出を担当した。再演で成井が演出担当をする事になったキッカケにろう者についてちゃんと勉強し、手話コーディネーターである妹尾映美子に協力を依頼。その後、テレビで[[アイ・ラヴ・ユー (映画)|アイ・ラヴ・ユー]]の撮影風景の紹介番組に出ていた主演でろう者である[[忍足亜希子]]を見て次の雪江役にしたいと想い、一緒に紹介番組に出ていた妹尾に紹介して貰うように手紙を書く。忍足はオファーを受け、2002年の再々演にて雪絵役を演じた。(この公演をキッカケに、2009年劇団員の[[三浦剛]]と結婚した。)

 

==あらすじ==

声優の卵の'''ユーリ'''は生まれて初めてのオーディションに合格し、[[ナルニア国物語]]のユースチス役を得る事が出来た。翌日行われた打ち合わせで、オーディション時に相手のジル役をした中学三年の'''チカコ'''と主演のアスラン役をする俳優の'''高杉'''、そして音楽を担当するニューヨーク在住の音楽家'''波多野'''とその姉でろう者の'''雪江'''と出会う。チカコと共に別場所にある台本を取りに行った際、ユーリの友人で新聞記者の'''幸吉'''の同僚'''津田'''と鉢合わせる。津田は高杉のスクープを取ろうとしており、帰宅したチカコと入れ替わりにユーリの親族のフリをしてスタジオに潜入する。

その翌日にユーリは波多野と二人きりで歌のレッスンをするようにと指示を受けるが、昨日の事が怖くてスタジオを逃げ出してしまう。その際波多野はユーリが大切にしていた、幸吉からもらったペンダントを拾い、その晩にそのペンダントを返すからと言う口実でユーリを宿泊ホテルのロビーに呼び出す。ユーリは波多野に幸吉への好意を言い当てられてしまい、女らしい声でない事をコンプレックスに思っているユーリに対し「君が声を出さなければ、彼は君を愛してくれる」と言い放つ。

 

==登場人物==

* ユーリ

* 広瀬教授

:ユーリの担当の精神科医。声が出せなくなった原因を突き止めるべく、ユーリ達と共に行動する。

==参考==

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