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'''無機オゾン化物'''<ref>F.A. Cotton and G. Wilkinson "Advanced Inorganic Chemistry", 5th edition (1988), p.462</ref>は、反応性の O<sub>3</sub><sup>-</sup> [[アニオン]]を含む暗赤色の[[イオン化合物]]である。このアニオンは[[折れ線形]]構造をとる。
 
オゾン中で[[金属]][[カリウム]]、またはそれより重い[[アルカリ金属]]を燃焼させるか、または[[水酸化]]アルカリをオゾンで処理することによって得られる。金属カリウムを空気中に放置すると、表面が[[超酸化カリウム]]と[[オゾン化カリウム]]からなる[[混合物]]に覆われる。オゾン化物は、[[不活性ガス]]中で低温で取り扱わなければならない非常に感度の高い[[爆発物]]である。[[リチウム]]と[[ナトリウム]]のオゾン化物は非常に不安定で、[[オゾン化セシウム|CsO<sub>3</sub>]] のイオン交換反応から準備されなければならない。[[オゾン化ナトリウム]] (NaO<sub>3</sub>) は [[水酸化ナトリウム|NaOH]] (NaOH) と [[超酸化ナトリウム|]] (NaO<sub>2</sub>]]) に分解しやすく、以前は純粋なものを得るのは不可能であると考えられていた<ref>{{cite doi|10.1002/cber.19961290707}}</ref>。しかし[[クリプタンド]]と[[メチルアミン]]を用いることによって、[[亜硝酸ナトリウム|NaNO<sub>2</sub>]] と等構造の純粋な NaO<sub>3</sub> の赤色結晶が得られる可能性がある<ref>{{cite doi|10.1039/a708570b}}</ref>。
 
== 出典 ==