「新キリスト教徒」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
1行目:
「'''新キリスト教徒'''」([[スペイン語|西語]]:'''''cristianos nuevos'''''、[[ポルトガル語|葡語]]:'''''cristãos novos''''')とは、[[イベリア半島]]の歴史用語。「古くからのキリスト教徒」(西語:''cristianos viejos''、葡語:''cristãos velhos'')と区別するために、[[レコンキスタ]]達成後に[[カトリック]]に改宗した[[ユダヤ人]]や[[ムーア人]]について用いる。「新キリスト教徒」は、単に「コンベルソ(改宗者)」と呼ばれることもあれば、「[[マラーノ]](豚ども)」と蔑称されることもあった
 
中世を通じていくつかの改宗があった。手短に言えば、物質的・経済的な結果や、社会的な抑圧や圧力のためであった。[[14世紀]]にユダヤ人に対する抑圧が加速し、このため[[1391年]]に[[セビリア]]などの都市で暴動を見るに至った。暴動の結果ユダヤ人街が取り壊され、多くの改宗者を生んだ。この風潮は[[15世紀]]まで続いた。[[スペイン]]の諸王国とは異なり、[[ポルトガル]]は暴動の波にさほど巻き込まれなかった。ポルトガルで新キリスト教徒の人口が急増するのは、[[1497年]]の強制改宗令の後である。