「ヨーゼフ・シュンペーター」の版間の差分

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== 経済学者シュンペーター ==
=== 一般均衡 ===
[[レオン・ワルラス|Marie Esprit Léon Walras]]による[[一般均衡]]の詳細に就いてはそのページを参照のこと。<BR>
*シュンペーターは[[レオン・ワルラス]]流の[[一般均衡]]理論を重視した。初の著書『'''理論経済学の本質と主要内容'''』はワルラスの<!--人口一定下での-->一般均衡理論をドイツ語圏に紹介するものであった。<BR>
*[[古典派経済学|古典派]]が均衡理論をもって現実経済を診断するのと異なり、シュンペーターは均衡をあくまで理論上の基準点として捉える。均衡状態はイノベーションによって不断にシフトしており、イノベーションが加わらないと[[市場経済]]は均衡状態に陥ってゆく。均衡では企業者利潤は消滅し[[利子]]もまたゼロになるという。市場均衡を最適配分とみる古典派の見解と異なり、シュンペーターにとって均衡は沈滞である。だから企業者は、つねに創造的な破壊をし続けなければ生き残れない。<BR>
 
*[[古典派経済学|古典派]]が均衡理論をもって現実経済を診断するのと異なり、シュンペーターは均衡をあくまで理論上の基準点として捉える。均衡状態はイノベーションによって不断にシフトしており、イノベーションが加わらないと[[市場経済]]は均衡状態に陥ってゆく。均衡では企業者利潤は消滅し[[利子]]もまたゼロになるという。市場均衡を最適配分とみる古典派の見解と異なり、シュンペーターにとって均衡は沈滞である。だから企業者は、つねに創造的な破壊をし続けなければ生き残れない。
 
=== イノベーション ===