「計器着陸装置」の版間の差分

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== ILSまたはローカライザの応用施設 ==
[[香港]]の旧[[啓徳空港]](1998年閉港)にはILSと同様の機器としてIGS(Instrument Guidance System)が設置されており、航空機側はILSの受信装置をそのまま利用できた。着陸の手順としては、まずIGSによって空港近くの山へ向けて飛行する。ILSと同様ローカライザに沿って進入方向が与えられ、グライドパスに乗って降下していく。その後は(ローカライザから外れ)地上に湾曲して並べられた[[進入灯]]を目印に手動で右に47度旋回して滑走路を目指に正対というものであった。
 
またローカライザのみを利用するLDA(Localizer-Type Directional Aid)もある。これは滑走路とは違う方向からローカライザによって進入していき、滑走路を視認できた地点から旋回して着陸するというものである。日本では東京国際空港にB滑走路のRunway22、及びD滑走路のRunway23への誘導を目的として、東方向の東京湾上へ向けたものが設置<ref>{{PDFlink|[http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2011/10/66_10pdf/f05.pdf 羽田空港 LDA装置]}}</ref>されている。これによって両滑走路への進入時に海上を飛行させることで市街地の騒音軽減を図ると共に、その際の安全な左右間隔を確保している(好天時に利用されており、悪天時は通常のILS進入となる)。