「ITunes」の版間の差分
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{{Otheruses|ソフトウェア|音楽配信サービス|iTunes Store}}
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'''iTunes'''(アイチューンズ)とは、
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[[2001年]][[1月]]に音楽再生・管理ソフトとしてリリースされ、[[iPod]]が発売されてからはその管理[[ソフトウェア]]としての役割を持つようになった。その後のバージョンアップで動画[[ファイル (コンピュータ)|ファイル]]の再生・管理や[[iTunes Store]]への接続機能が追加された。
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[[2012年]][[11月]]現在、最新版は[[Mac OS X v10.6|Mac OS X v10.6.8]]・[[OS X v10.7|10.7]]・[[OS X v10.8|10.8]]と、[[Microsoft Windows XP|Windows XP SP2]]以降(32ビット版)、[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]](32ビット版/[[64ビット]]版)、[[Microsoft Windows 7|Windows 7]](32ビット版/64ビット版)、[[Microsoft Windows 8|Windows 8]](32ビット版/64ビット版)に対応。 Windows XP の64ビット版には正式対応していないため不具合が発生する。
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主な機能や特徴は以下の通り。特徴的なものについては詳細を後述する。
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任意の音楽データをピックアップし、その音楽のみの再生、音楽CDの作成ができる。
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ユーザによる楽曲管理は基本的にプレイリストを用いて行うようになっている。これは、ひとつの音楽をいろいろな角度から拾い出すことができるなどの利点がある。
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Geniusは、iTunes8.0から導入されたプレイリスト自動生成機能である。Geniusはある1曲をベース曲に選び、選ばれたベース曲と相性の合う曲をプレイリストとして選び出す。リストアップする曲数の上限は25・50・75・100曲の4段階から選択できる。Geniusは曲の選別の際に、Geniusを使う個々のユーザーのiTunesライブラリをアップル側で統計的に分析したデータベースとアップルでライブラリを分析したあとに返ってくる個々のユーザーの曲関連性データを用いる。そのため、Geniusを使う際には、ライブラリの情報がアップル側へ送信されることに同意する必要がある。さらに、Geniusでプレイリストを作成する際には、選択したベース曲の情報がアップル側のデータベースに登録されていることが必須となるため、登録されていない曲でGeniusを使用することはできない。また、関連性データはiPodにも同期されるため、iPhone/iPod touch・第四世代iPod nano・第二世代iPod classic上でもGeniusを使うことが可能である。
[[2008年]][[9月]]に始まったばかりのサービスであるため、まだGeniusに対応していない曲も多い。
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楽曲ファイルに関する
iTunesの音楽ライブラリのインタフェースは、[[NEXTSTEP]]・[[Mac OS X]]のファイルブラウザにおけるカラム表示を音楽データの管理に特化し、メタデータの概念を加えたものということができる。最初にリリースされた2001年当時には過去に例のない洗練された
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iTunesではオーディオ・ファイルについての
1つ目は、'''iTunes Library'''と呼ばれる[[バイナリ]]ファイルである。これは、以前のバージョンでは'''iTunes''' ''X'' '''Music Library'''と呼ばれていた(''X''はバージョンを示す数字)。
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iTunesから歌詞を入れることができ、iPod touchやiPhone,iPadでは曲を聞きながら画面を1・2回タップすると歌詞を見ることができる。これには音楽ライブラリーの各曲を右クリックして「プロパティー」を選んで、「歌詞」のタブで歌詞を入れることができ、さらにもともとの音楽ファイルのプロパティーの「歌詞」に歌詞を入れておけば、iTunesに登録時に自動的に拾って、次回の同期時にiPodに入れてくれる。ただし、歌詞を音楽ファイル側で更新してもiTunesのバージョンによって反映されなかったり、iTunes側で更新してもiPodが更新されなかったり、今までは問題なく表示されても更新したとたん歌詞が[[文字化け]]するなど、不安定である。
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iTunes 1.0はKerbango Internet Radio Tuner Serviceをサポートし、ユーザに人気のあるオンラインラジオストリームを提供していたが、Kerbangoが
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iTunesはバージョン10現在、
また、iTunesは[[QuickTime]]をコア
Windows版は、保護されていない
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iTunes Libraryの共有はLAN内プロトコル
iTunes 4より追加された。当初と現在の実装内容は趣を異にする。
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[[2005年]]5月、iTunes 4.8でビデオサポートが導入された。iTunesのビデオ・サポートはiTunesのバージョンが7に入ってから一気に変更され、独自の表示が作られ、サムネイルが表示されるようになった。今のところQuickTime Proで書き出した
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iTunesはビジュアライザや外部装置の[[プラグイン]]をサポートしている。アップル社のウェブサイトより、ビジュアライザ向けプラグインの開発キット([ftp://ftp.apple.com/developer/Development_Kits/iTunes_Visual_Plug-ins_SDK.dmg.bin Mac向け] [http://developer.apple.com/sdk/itunesvisualsdk.html Windows向け])を無料でダウンロードできる。外部装置のプラグインはデジタル音楽プレイヤーのための開発が前提とされている。
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{{Main|ポッドキャスト}}
インターネットラジオ放送の番組等を、iPodで手軽に楽しめるようにしたものが
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iTunesはiPodや他の
アメリカ国内流通向けのiPodは、最初にiPodを自分のコンピュータに接続したときに
iTunesは、iPod以外の多くの他の人気のある携帯型音楽プレイヤーもサポートしているが、iTunes Storeの商品である保護されたAAC音声ファイルの再生ができないことなどのいくつかの制限がある。サポートしているプレイヤーは、多くの [[クリエイティブテクノロジー|Creative Labs]]社製[[NOMAD|Nomad]]プレイヤー、いくつかのRio Audio社製プレイヤー、及び[[:en:Nakamichi|Nakamichi]] SoundSpace 2 である。[[モトローラ]]社製の携帯電話([[Motorola RAZR V3#V3i|RAZR V3i]]、[[Motorola ROKR E1|ROKR E1]]、SLVR L7)も利用できる。他のメーカも追加プラグインによって同期を可能としている。
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iPod touchなどをカレンダー、連絡先、メモ機能などがある[[携帯情報端末|PDA]]として利用する人も増えて、WindowsパソコンのOutlookにある予定表、連絡先、メモ機能と同期も行なえる。これにはiPodをパソコンにつなげた状態で、画面左側の「デバイス」を軽くタッチして出てくる画面の上方にある「情報」で細かく指定ができ、例えばカレンダーは何日以内のみを同期するかなどが選べる。
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{{Main|iTunes Store}}
iTunes 4からは、ユーザが音楽データを購入して(一部無料のものもある)iTunes上に直接ダウンロードできる iTunes Music Store を導入した。[[2003年]]4月のサービス開始以来、10億曲以上がダウンロードされ、2005年10月13日には、TV番組(米国のみ)やミュージックビデオといった動画の販売を開始した。
日本国内向けのサービスは
2006年9月12日より、iTunes Music Storeは
iTunes 7.2より、英国[[EMI]]社の[[デジタル著作権管理]](DRM)なしの楽曲データ購入に対応した。現在ではすべての楽曲がDRMフリーになっている。
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Mac OS X上で、iTunesはアプリケーションのアップル社製[[iWork]]及び
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また、同じ
これらiTunes Phoneは、[[SDメモリーカード#microSDカード|microSDカード]]の空き容量にかかわらず最大転送曲数は100曲までという制約がついている。
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バージョン7.3から
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iTunesは元々[[:en:Casady & Greene|Casady & Greene]]によって販売されていたMP3アプリケーション[[:en:SoundJam MP|SoundJam MP]]であった。アップルはSoundJam MPソフトウエアの権利を購入、開発元のサウンドステップ社から3人の[[プログラマ]]を雇用した<ref>ステーブン・レヴィ 『iPodは何を変えたのか?』 ソフトバンク・クリエイティブ、2007年、86頁。</ref>。iTunesの最初のリリースではCD書込を加え、インタフェースを模様替えした程度のものだったが、バージョンアップごとに改良し、多くの意味のある特徴を加えてきた(resume機能は意図的に外されている)。
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最初にリリースされたバージョンである。このバージョンでは、純粋なジュークボックスソフトにすぎなかった。
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初めて
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主にiTunesの機能強化が図られた。このバージョン以降は[[Mac OS 9]]に非対応。
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AACに対応し、「[[iTunes Store|iTunes Music Store]]」の音楽配信を開始した(アメリカのみ)。この頃からiTunesとiPodとの連携強化が図られた。
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初めてWindowsへのインストールに対応し、Windows版ではiPodとの接続にも対応している。このバージョンのみ、Mac版とWindows版のダウンロード方法が異なる。音楽のみならず、iPodへの画像転送やビデオをサポートするなど、機能追加が目立った。
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iPod nano発売と同時にリリースされたバージョンである。UIは刷新され、検索機能は検索欄に一元化された。第五世代iPod発売と同時にバージョンアップされたため、非常に短いリリース期間であった。また今バージョンからインストーラーが各国語版ではなく統一され、OSの言語に合わせて表示されるようになった。
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第五世代iPod発売と同時にリリースされたバージョンである。ビデオ転送をサポートした以外は前バージョンと見た目はほとんど変わっていない。なお、iPodに添付されているCD-ROMは、このバージョンが最後である。
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UIが大幅に刷新され、従来のiTunesとは一線を画するほどの機能強化が図られた。このバージョンでは動作不安定や不具合が多く、たびたびアップデートがされた。7.2以降はVistaに対応し、7.4以降は2000に非対応となった。なお、バージョン 7以降はCD-ROMがiPodに添付されておらず、インストールはインターネット経由のみになった。
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このバージョンでは安定性の向上及びバグ修正をメインとした強化が図られている。しかし、前バージョンと同等かそれ以上に動作不安定になったり、アップルのデバイスの検証に関する問題(iPod接続時の不都合など)があるなど、大幅な改善には至っていない。またv8.1より64ビット版が登場。
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かつて、QuickTime for Windowsは、qttask.exeを常駐させていた事により、諸々の問題を発生させていた(CD-DAアクセスの横取り、リソース浪費、API競合、[[Windows 9x系]]ではシステム不安定の原因になる等)。この問題が、QuickTime for WindowsにiTunesを同梱したことによって、iTunes Windows Serviceにも移された。qttask.exeによる不具合が、iTunesでも発生するようになった。qttask.exeはWindows Serviceとして実装されている為、msconfig等のシステム安定化ユーティリティの存在を知らない初心者は、サービスを停止させたり取り除く方法がわからず、お手上げとなっている。
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UIやiTunes Store デザインを刷新、特にiTunes Storeはサービス開始以来初めてデザインが大幅に変更されている。新機能として、「iTunes LP」、「ホームシェアリング機能」などが追加され、既存機能では「Genius」が強化された<ref>[http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090910_314551.html アップル、5台のPCで楽曲共有可能な「iTunes 9」公開(AV Watch)]</ref>。デザイン変更に伴い、iTunes Store上に表示された曲をプレイリストにドラッグアンドドロップできないというバグが報告されており、本バージョンではiMix作成が事実上困難になっている。
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このバージョンからプログラムアイコンが変更された他、いくつかの新機能が追加された。またMac OS X版はこのバージョンよりMac OS X 10.5以降が必要となり、10.4以前では使用する事ができなくなった。
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***このバージョン以降
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**セキュリティに関する問題を修正
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UIやiTunes Store デザイン、ミニプレイヤーを大幅に刷新。新機能として、「次はこちら」、「プレビュー履歴」などが追加され、既存機能ではiCloudとの連携が強化された。このバージョンからプログラムアイコンが変更された他、いくつかの新機能が追加された。またMac OS X版はこのバージョンよりMac OS X 10.6.8以降が必要となり、10.6.7以前では使用する事ができなくなった。また、Windows版はWindows 8に正式対応した。
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*音声ファイル:aac, mp3, wav,m4a-->
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{{脚注ヘルプ}}
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{{iPhone}}
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