「軽騎兵」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
m編集の要約なし
14行目:
 
==特徴==
軽騎兵は、[[甲冑]]のような[[防具]]を身につけないか、軽装備の防具のみを身につけ、[[弓 (武器)|弓]]・[[投槍]]や[[ピストル]]などの飛び道具の他、[[剣]]や[[刀]]、[[槍]]などを操り、戦闘を行う。他の騎兵部隊と同様に数が上回る敵に対して突撃をためらわない勇気が賞賛され、また[[略奪]]を頻繁に行うことから荒くれものの集団と同一視されていることが多い。無防備な集落や[[補給部隊]]の襲撃、略奪や敵情の偵察に多大な効果を上げたが、弓矢などの投射武器や[[槍|長槍]]を装備し、規律の取れた部隊に対しては必ずしも有利といえるわけではなかった。また、馬の管理は想像以上の手間がかかり、長期にわたる[[攻城戦]]では足手まといとなることが多かった。[[渡河戦]]では水や泥に足を取られて苦戦することもあり、船の輸送では[[疫病]]によって馬が大量死することも多い。
 
重騎兵と共通する点の1つは、部隊の育成に手間がかかることであり、一度壊滅的な打撃を受けた場合には建て直すのには長い時間がかかったことである。再編できるまでは兵力が大きく低下することもあった。熟練した乗り手になるには数年かかり、馬上で満足に戦闘が行えるようになるまではさらに数年がかかった。そのため、住民の大半が潜在的な軽騎兵である遊牧民社会以外では、その育成に非常な労力を要した。また、重騎兵と同じように時には、下馬して銃や弓、槍での戦列に加わることもあった。
 
==歴史==