「出生前診断」の版間の差分

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医療行為は診断(評価、assessment)と治療(介入、plan)から成り、この二者が反復される。胎児を対象とした医療にも出生前診断(胎児診断)と胎児治療の2つがある。
 
出生前診断の目的はいくつかある。第1に[[妊娠]]の診断、すなわち胎児が存在しているか、生存しているかの判断である。第2に胎児の位置(胎位)や向き(胎向)、あるいは胎児環境が危険なものでないか(たとえば前置胎盤や常位胎盤早期剥離など)の評価である。これらは安全な妊娠分娩を迎えるために重要な診断となる。
 
第3に、その時点における胎児の状態評価、すなわち元気でいるか、well-beingでいるかの判断で、特に胎児に大きなストレスがかかる分娩進行時の評価が重要となる。この場合刻一刻と胎児の状態は変化していくので、連続的な生体モニタリングが理想的である。