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[[ファイル:Corn mold.jpg|250px|サムネイル|フザリウム属のカビが繁殖したトウモロコシ<br />こうしたトウモロコシにフモニシンB1が少なからず含まれていると言われている。]]
'''フモニシンB1''' (fumonisin B1) は[[トウモロコシ]]、[[コムギ]]及びいくつかの穀物内で主として発生する''Fusarium proliferatum''や''F. verticillioides''のようないくつかの[[フザリウム]](Fusarium)属によって産生される[[マイコトキシン]]の一種である。フモニシンB1は[[セラミド]]合成酵素の阻害物質であることが知られている。フモニシンB1のトウモロコシへの混入はmg/kg単位で世界各地から報告されている。人体への摂取量はμg~mg/日単位であり、トウモロコシ製品を主食とする地域ではさらに多量に摂取していると考えられる。
 
フモニシンB1は投与試験を行った動物に対して肝毒性あるいは腎毒性を持っていた。フモニシンB1を投与された動物の[[肝臓]]や[[腎臓]]において即効性の組織変化として[[アポトーシス]]の後に再生細胞増殖の増加が見られた。フモニシンの[[急性毒性]]は弱いものの、[[家畜]]に起こる2つの病気:ウマ大脳白質軟化症、ブタ肺水腫を急激に発生させる原因として知られる。これらの病気は[[スフィンゴ脂質]]代謝阻害や[[心臓]]血管機能不全に関係している。