「磁気圏」の版間の差分

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地球の場合の太陽側の磁気圏界面の位置は、通常、地球中心から地球半径の10倍程度 (高度約60000km) の場所である。ただし、この位置は太陽風の状態によって大きく変化しうる。
 
太陽と反対の方向には、地球の高緯度域から出る[[磁力線]]が尾を引くように長く引き延ばされており、地球半径の200倍以上にまで達していることが確認されている。この長く引き延ばされた部分は'''磁気圏尾'''と呼ばれる。磁気圏尾では、磁場の向きが[[北半球]]側では地球方向、[[南半球]]側では反地球方向を向いており、磁場の向きが逆転するところでは磁場が弱くなっている。この磁場が弱くなった場所は、高温のプラズマで満たされており、'''[[プラズマシート]]'''と呼ばれている。
 
このプラズマシートのプラズマ粒子は、磁力線に沿って電離圏へと落ちて来て[[オーロラ]]を発光させる主な原因になっていると考えられている。プラズマシートから地球へ向かって磁力線をたどっていくと、地球の南北の磁極を取り囲むリング状の領域にたどり着くが、それに対応してオーロラも主にこのリング状の領域 (オーロラ・オーバル) で発光する。