「低危険種」の版間の差分

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{{Conservation status}}
'''軽度懸念''' (Least Concern, '''LC''') は、[[IUCN]]で定められた[[保全状況]]の1つで、生息状況の評価が行われたが、他のどのカテゴリにも該当しない[[種 (分類学)|種]](または[[亜種]]以下)が軽度懸念に分類される。つまり軽度懸念とされた種は、絶滅のおそれもなく、近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種である。[[スズメ]]、[[カワラバト]]、[[ハツカネズミ]]、[[ヒト]]など身近な種が軽度懸念種に該当する。
{{Refimprove|date=2009年7月}}
'''軽度懸念''' (Least Concern, '''LC''') は、[[IUCN]]で定められた[[保全状況]]の1つで、生息状況の評価が行われたが、他のどのカテゴリにも該当しない[[種 (分類学)|種]](または[[亜種]]以下)が軽度懸念に分類される。つまり軽度懸念とされた種は、絶滅のおそれもなく、近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種である。[[スズメ]]、[[カワラバト]]、[[ハツカネズミ]]、[[ヒト]]など身近な種が軽度懸念種に該当する。
 
まだ保全状況が評価されていない種については、生息状況の評価が行われるまでは軽度懸念とはされず、未評価 (Not Evaluated) とされる。つまり、軽度懸念に分類されるには、個体群の分布調査や絶滅リスクの評価といった、生息状況を適切に評価できる情報が必要となる。
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|url=http://www.redlist.org/info/categories_criteria2001|title=2001 Categories & Criteria (version 3.1)|work=The IUCN Red List of Threathened Species|accessdate=2006-12-19 |archiveurl = http://web.archive.org/web/20061114215755/http://www.redlist.org/info/categories_criteria2001 <!-- Bot retrieved archive --> |archivedate = 2006-11-14}}</ref>。しかし、軽度懸念とされる分類群のうちの約20%(2006年現在:15636分類群中3261分類群)については、IUCNのデータベースでは'''LR/lc'''と表記されている。[[2001年]]以前は、軽度懸念は低リスク (Lower Risk) というカテゴリのサブカテゴリであったため、2001年以前に保全状況が評価された種で、再度保全状況が評価されていない種については、2000年以前の評価に基づくランクのままになっており、'''LR/lc'''または ('''lc''') と記載されているのである。
 
2006年の時点で、軽度懸念に分類された動物は14033種([[アオガエル科]]の新種1種<ref>{{cite web|url=http://www.redlist.org/search/details.php?species=58913|title=Philautus sp. nov. 'Kalpatta'|work=The IUCN Red List of Threathened Species|accessdate=2006-12-19}}</ref>を含む)で、それに加えて101の亜種がリストアップされている。また植物は約1500分類群(1410種、55亜種、35変種)が軽度懸念とされている。また、[[アブラツノザメ]]の2つの[[亜集団]]が軽度懸念とされている。[[菌類]]と[[原生生物]]については、2006年現在4種が保全状況を評価されているが、軽度懸念にカテゴライズされた種はない。なお、[[2008年]]のIUCNレッドリストにおいては、更に多い17675の分類群(評価が行われた分類群の39%)が軽度懸念に分類されている。[[スズメ]]、[[カワラバト]]、[[ハツカネズミ]]など身近な種が軽度懸念と評価されているほかに、[[ヒト]]もこのカテゴリに該当する<ref>[http://www.iucnredlist.org/details/136584/0 Homo sapiens] IUCN Red List</ref>
 
== 他のレッドリストにおける分類 ==