「アルテュール・グリュミオー」の版間の差分

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グリュミオーは、あらゆるジャンルにわたってヴァイオリン作品を幅広く演奏・録音した。そのレパートリーは、[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]や[[アントニオ・ヴィヴァルディ|ヴィヴァルディ]]といった[[バロック音楽]]の作曲家をはじめとして、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]や[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]、[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]といった[[古典派音楽|古典派]]や[[ロマン派音楽|ロマン派]]の協奏曲やソナタ、[[ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ|ヴィオッティ]]の協奏曲、[[ニコロ・パガニーニ|パガニーニ]]の超絶技巧協奏曲やその他協奏作品、[[セザール・フランク|フランク]]や[[ガブリエル・フォーレ|フォーレ]]のソナタといった近代以降の定番や、[[アンリ・ヴュータン|ヴュータン]]のようなお国ものに加えて、[[アルバン・ベルク|ベルク]]や[[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]]のような20世紀の音楽までに及んでいる。いずれの曲目においても、グリュミオー独特のヴァイオリンの艶やかな音色と、瑞々しいまでの抒情性が抜きん出ており、同時に気高い品格を感じさせるのがグリュミオーの演奏様式の特色である。特に、グリュミオーのヴィブラートはバイオリンの演奏史上最も美しいと称される。
 
[[ピアニスト]]としては、多重録音によるモーツァルトのヴァイオリンソナタや、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2番などを録音している。また、長いこと行方不明だった[[ニコロ・パガニーニ|パガニーニ]]の[[ヴァイオリン協奏曲第4番 (パガニーニ)|ヴァイオリン協奏曲第4番]]を[[1954年]]に復活初演・録音し、自身で[[カデンツァ]]も書いた。
 
著名な弟子には[[オーギュスタン・デュメイ]]がいる。