「寸止め」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
7行目:
伝統空手の場合、防具を着用して行われる場合でも寸止めルールが適用される。防具は、主に頭部・胴体・拳に着用するものが使われ、さらに拳を保護する防具は赤・青の2種類が用意されるなど、審判が判定を容易にするよう配慮されている。
 
但し、実際の試合では攻撃が「当たっている」こともあり、しかもそれが反則にならずポイントとされることもある。また、それによって選手が怪我をすることもある。特に試合のカテゴリーを「有段者」「段外者」という階層に分けている場合、初心者からある程度習熟度の差によらずした者まで等しく対戦する段外者の試合では、十分な寸止めが行われでき相手選手が怪我をすることがある。その点では、十分な習熟がなされ攻撃を制御できる有段者と比べ、段外者の試合は危険を伴う
 
寸止めルールにおける防具は、万一攻撃が当たってしまった場合を想定したものであり、攻撃を受け止めるためのものではない。そのため、防具を着用しているからといって「当てて良い」というものではなく、防具の上から攻撃を受けても怪我をすることがある。その点で、伝統空手における防具は発展途上にあると考えることができ、安全性に関して一層の充実が求められる。