「博士(医学)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
M.D.の説明の矛盾の統一
12行目:
これとは別に、医学分野で、学術的に新規性のある研究成果を博士論文にまとめ、大学の定める公聴会、もしくは審査会で合格したものがPh.Dである。医学博士になるためには、学術上の業績のみが要件となっており、医師免許の取得自体は必ずしも必要ではない。しかし伝統的に日本のほとんどの公立・大病院では部長職以上になるためには博士号取得を条件に挙げており、多くの医師が[[医局]]から離脱できない弊害をもたらしてきた。つまり医局から博士号をもらえなければ臨床医としてのキャリアに支障をきたすわけである。
 
現在では、医師免許を持たない者(主に医学部以外の理系学部卒業者)が医学系大学院で「博士(医学)」を取得する例が増加している。博士号は"学術的"に優れた業績を残した者に与えられるものであり、それは臨床医として優れていることを意味するものでは必ずしもない。そこで、臨床医の中では、学術的に認められる博士より、臨床技術的に認められる[[学会認定専門医]]などを取得することが重要視されるようになりつつあり、医師があまり積極的に博士(医学)を取ろうとしなくなってきている。{{誰範囲|このため、数十年後には博士(医学)の中で医師免許を持っている者と持っていない者の比率が逆転するのではないかとさえ言われている|date=2013年1月}}
 
なお、博士(医学)は医師免許とは関係がないため、医学部医学科を卒業せずに博士(医学)だけを取得したところで、医師国家試験の受験資格は与えられない。