「2004年アテネオリンピックの柔道競技」の版間の差分

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== 概要 ==
===男子===
* 60kg以下級の[[野村忠宏]](日本)が五輪柔道史上初の三連覇を達成した。
 
* 66kg級では、世界選手権を連覇し優勝候補であった[[アラシュ・ミレスマイリ]]([[イラン]])が、[[イスラエル]]選手との対戦を拒みボイコット(計量失格)した。政治的理由によるボイコットは問題視されたが、断定が困難であったため最終的に処罰は行われなかった。なお、ミレスマイリの棄権はイラン国内では賞賛され、金メダリストと同等の待遇を受けた<ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3562808.stm Mystery over Iran judo 'protest'] [[BBC]] 2004年8月15日</ref>。
 
===女子===
* 52kg以下級では、準決勝にて[[横沢由貴]]が[[アマリリス・サボン]]に、残り時間1秒で大逆転の一本勝ちを決めた。
 
* 78kg以下級では、世界選手権4連覇を誇りながら過去2度の五輪はいずれも初戦敗退していた[[阿武教子]]が、3度目の挑戦で優勝。日本の女性警察官史上初の金メダル獲得となった。
 
* 韓国の女子選手が不甲斐ない負け方をしたという理由で控え室においてコーチに殴られるという暴力事件が発生した。それを見て非常にショックを受けたカナダの選手がその一件をカナダのマスコミに伝えると、[[IOC]]会長の[[ジャック・ロゲ]]に知られるところとなり、[[国際柔道連盟|IJF]]に事実確認が要請されることになった。IJFの教育コーチング理事である[[山下泰裕]]がそのコーチに事の真偽を確かめると、女子選手を殴った事実を認めた。これにより、韓国側はこのコーチを選手村から追放して本国へ送還させる処置を取った。さらに、この件で柔道界に多大な迷惑を掛けたことを山下に詫びることにもなった<ref>[http://www.yamashitayasuhiro.com/hitokoto/040918/index.html 国際柔道連盟理事としてのアテネ]</ref><ref>「山下泰裕IJF教育コーチング理事の4年間」[[近代柔道]] [[ベースボールマガジン社]]、2008年4月号、91-95頁</ref>。
 
==競技結果==