「地図帳」の版間の差分

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'''地図帳'''(ちずちょう)とは、多くの[[地図]]を集め、一巻あるいは何巻かまとまった形で製本されたものをいう。'''地図集'''[['''アトラス]]'''などもいわれる。[[大航海時代]]の[[ヨーロッパ]]において爆発的に[[地理]]の知識が拡大したのに伴い、地図の発達と共に普及していったものである。現代でも、世界中で出版されており、主題別・地域別などに細分化されたものも多く見られる。また、分量も詳細に描かれ何巻ものシリーズになっている大型のものや、[[学校]]教育での教材として使われることなどを想定した中型のもの、利用者の使いやすさ重視して都市中心部などの特定の地域のみを描いた小型のものなど様々なものが登場している。[[道路地図]]や[[住宅地図]]も地図帳の一分類と言える。現代ではデジタル化されたものも登場しており、地図帳に対するニーズも多様化している。
 
==歴史==
最古の地図帳は、[[2世紀]]の[[古代ローマ]]の[[地理学者]]・[[クラウディオス・プトレマイオス|プトレマイオス]]の「地理学」に収められている27葉からなる地図集と言われている。(ただし、この地図がプトレマイオス本人によるものかどうかは分かっていない)これは、長い間表舞台から遠のいていたが[[ルネサンス]]により、ふたたび注目され「プトレマイオス世界図」として、[[1477年]]に[[イタリア]]で出版された。これは、反響を呼び大航海時代の到来に大きな役割を果たした。
 
地図帳作りが盛んになってきたのは、16世紀になってからでイタリアの[[ローマ]]や[[ヴェネツィア]]などで作られた。中でも1575年ころに出された地図帳にはイタリアの銅版画師・[[アントニオ・ラファエリ]]による[[アトラース|アトラス]](Atlas:[[ギリシア神話]]に出てくる神)が表紙に飾られており、これは「ラファエリ・アトラス」と呼ばれている。また、同時代の地図帳にも同様なアトラスの絵を施したものが複数現れ、'''後の地図学者・メルカトルによって、このアトラスという単語は地図帳を意味する名詞にまでなった。'''(後述)
 
[[Imageファイル:OrteliusWorldMap.jpeg|thumb|[[アブラハム・オルテリウス]]による「世界の舞台」(1570年)]]
 
[[1570年]]には[[オランダ]]の[[地図学者]]・[[アブラハム・オルテリウス]]によって初めて世界全体が描かれた地図帳「[[世界の舞台]]」(''Theatrum Orbis Terrarum'')が出版され、忽ちヨーロッパ中で大きな反響を呼び、版を重ね、地図帳発展の礎を築いた。またこの地図帳は体系的で[[記号]]を統一的に表現した点でも画期的だった。
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