「ガラテヤの信徒への手紙」の版間の差分

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===書簡の正統性===
近代聖書学者の最初の一人[[フェルディナン・バウア]]は、『ガラテヤ書』がパウロによるものでないと主張したが19世紀以降、この書簡がパウロ本人の手によるものであることを疑うものは少なく、もっともパウロらしい書簡とさえ言われる。
 
『ガラテヤ書』が真正なパウロ書簡であるという判断根拠は、そのテーマおよび様式にある。扱うテーマはパウロ文書によくあらわれるものであり、具体的な内容も『使徒書』と矛盾なく関連しあっている。なにより2:1-10においてパウロはエルサレムでの使徒会議を使徒書15章とは異なる視点から描いている。パウロの名を借りたその後の非真正書簡の多くはエルサレム会議に触れても、あくまで『使徒書』の記述をなぞることしかできないため、逆に『使徒書』にない詳細を書いていることが『ガラテヤ書』の真正さの証となっている。