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TempuraDON (会話 | 投稿記録)
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#本来の意味は客をもてなすこと。
#日本においては企業が取引先を飲食店などでもてなすことを接待と呼ぶ場合が多い(本項で詳述)。
#[[風俗営業]]において、「'''歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと'''」と定義される(風適法2条3項参照)。
#[[接待 (地名)]]は[[長野県]][[長和町]]にある[[地名]]。
 
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== 労働組合に対する接待 ==
企業が[[労働組合]]幹部に対して接待をおこなうことがある。通常、組合のある企業においては、[[合理化]]等を行う場合、労働組合との合意が必要である。そのため、労働組合幹部に対し、職場を取りまとめてくれるよう依頼するのである。企業の[[労務]]、[[人事]]担当者により組合幹部が接待されるわけである。
 
企業の[[労務]]、[[人事]]担当者により組合幹部が接待されるわけである。
なお、とくに組合に対して依頼事項がなくても[[忘年会]]や[[暑気払い]]といった名目で日常的に接待が行われることもある。
 
接待の形態としては、[[料亭]]、[[クラブ]]での飲食が多い。[[ゴルフ]][[コンペ]]が行われる企業も多い。
接待の形態としては、[[料亭]]、[[クラブ]]での飲食が多い。[[ゴルフ]][[コンペ]]が行われる企業も多い。料亭で飲食をした後はタクシーを手配しておき利用することも多い{{要出典|date=2012年8月|}}。もちろん接待する側が費用は負担する(タクシーチケットを利用するのが一般的)。
 
==接待を禁止している会社==
民間企業において、会社の経営や業務の遂行において、接待という手段は普遍的なことではなく、必要不可欠なことでもない。下記のように、民間企業においても、就業規則や服務規程で接待の提供や授受を全面的に禁止、または、儀礼的範囲を超える接待の提供や授受は禁止し、接待という手段を用いずに、会社の経営や業務の遂行をしている会社もある。そのような民間企業は、接待の提供や授受、または、儀礼的範囲を超える接待の提供や授受をすることにより、仕事を口実に会社の経費で私的な利益を追求し、会社の経営や業務の遂行において、最適な判断をしないまたは出来ないとの認識により接待を禁止している。儀礼的範囲を超える接待の著名な事例としては、[[山田洋行|軍需企業]]から[[防衛省]]の幹部に対して行った[[山田洋行事件|接待事件]]や、都市銀行が旧大蔵省の幹部に対して行った[[財務大蔵#不祥接待汚職|接待事件]]などである。
*[http://www.nissan-global.com/JP/DOCUMENT/PDF/SR/Renault-Nissan_Supplier_CSR_Guideline.pdf ルノー&日産>サプライヤーCSR ガイドライン] 2011年8月12日閲覧
*[http://www.honda.co.jp/conductguideline/ ホンダ>わたしたちの行動指針] 2011年8月12日閲覧
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*[http://www.hp.com/hpinfo/globalcitizenship/society/pdf/Japanese.pdf ヒューレット・パッカード>HP パートナー行動規範] 2011年8月12日閲覧
*[http://www.microsoft.com/ja-jp/citizenship/compliance/buscond.aspx マイクロソフト>マイクロソフト業務遂行基準] 2011年8月12日閲覧
 
== 風俗営業法の定義 ==
#[[風俗営業法]]では[[風俗営業]]の接待いて、「'''歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと'''」と定義されしてい(風適法2条3項参照)
 
さらに2010年の警察庁の解釈基準で以下のようになっている<ref>[http://www.npa.go.jp/pdc/notification/seian/hoan/hoan20100709-2.pdf 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準について]</ref>。
;談笑・お酌等
:特定少数の客の近くにはべり、継続して、談笑の相手となったり、酒等の飲食物を提供したりする行為。
:例外として「お酌をしたり水割りを作るが速やかにその場を立ち去る行為」「客の後方で待機し、又はカウンター内で単に客の注文に応じて酒類等を提供するだけの行為及びこれらに付随して社交儀礼上の挨拶を交わしたり、若干の世間話をしたりする程度の行為」は接待にあたらない。
;踊り等
:特定少数の客に対して、専らその客の用に供している客室又は客室内の区画された場所において、歌舞音曲、ダンス、ショウ等を見せ、又は聞かせる行為。
:例外として「ホテルのディナーショウのように不特定多数の客に対し、同時に、踊り、ダンス、ショウ等を見せ、又は歌若しくは楽器の演奏を聞かせる行為」は、接待には当たらない。
;歌唱等
:特定少数の客の近くにはべり、その客に対し歌うことを勧奨し、若しくはその客の歌に手拍子をとり、拍手をし、若しくはほめはやす行為又は客と一緒に歌う行為。
:例外として「客の近くに位置せず、不特定の客に対し歌うことを勧奨し、又は不特定の客の歌に対し拍手をし、若しくはほめはやす行為」「不特定の客からカラオケの準備の依頼を受ける行為又は歌の伴奏のため楽器を演奏する行為」等は、接待には当たらない。
;遊戯等
:客とともに、遊戯、ゲーム、競技等を行う行為。
:例外として「客一人で又は客同士で、遊戯、ゲーム、競技等を行わせる行為」は、直ちに接待に当たるとはいえない。
;その他
:客と身体を密着させたり、手を握る等客の身体に接触する行為。
:例外として「社交儀礼上の握手、酔客の介抱のため必要な限度で接触する等の行為」は、接待に当たらない。
:客の口許まで飲食物を差出し、客に飲食させる行為。
:例外として「単に飲食物を運搬し、又は食器を片付ける行為、客の荷物、コート等を預かる行為」等は、接待に当たらない。
 
== 脚注 ==
<references/>
 
== 関連事項 ==