「ペーパーバック」の版間の差分
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== 分類 ==
ハードカバーの対義語として使用される。日本では[[雑誌]]、[[新書]]、[[文庫]]の多くがこの分類に含まれる。本来は、製本上の分類であるため、ペーパバックとソフトカバーは同一のものであるが、日本の一般消費者の間では、ペーパーバックの語は[[洋書]]の並製本などに使用されることが多く、それ以外の並製本はソフトカバーと呼ぶことが多い。
{{main|コンビニコミック}}
▲一般書が多いが、近年では[[コンビニエンスストア]]で発売するために漫画の過去の人気作などを廉価版として再版するケースが非常に増えている([[コンビニコミック]]の項も参照)。
また現在では、デジタルブックと比較し従来の書籍をペーパーブックと表現する場合が見られるため、電子書籍全般を扱うコミュニティーなどでは解釈に注意を要する。
== 製本 ==
簡便な出版物であり、コストを抑えるため、のりで背を貼り付けた[[無線綴じ]]や、[[雑誌]]などで見られる[[針金]]([[ホッチキス]])で綴じる[[平綴じ]]や[[中綴じ]]を用いることが多く、
==歴史==
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=== ヨーロッパ ===
1809年、カルル・クリストフ・トラウゴット・タウヒニッツがギリシャ・ラテン語のペーパーカバー本を出版
1837年、クリスチャン・ベルンハルト・タウヒニッツ(男爵)が、ライプツィヒで[[:en:Tauchnitz|タウヒニッツ版]]と呼ばれる英語ペーパーバックを発売
1932年、ハンブルクのアルバトロス社が英語ペーパーバックに参入
1935年、イギリスのペンギン・ブックスが英語ペーパーバックに参入した。サイズや色分けなどは、アルバトロス社のアイデアを採用した。ヨーロッパでの販売権しかないアルバトロス社に対して、ペンギン・ブックスはイギリス連邦全体に販売することが出来た。6ペンスという薄利多売で、アルバトロス社との競争に勝利した。アルバトロス社は経営不振となり第二次大戦後、倒産した。
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