「上古音」の版間の差分

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=== 有重子音説 ===
[[ベルンハルド・カールグレン|カールグレン]]は『分析字典』(1925年)においてkl・glという二重子音があったという説を唱え、後の『漢文典』(grammata serica、1940年)ではさらに19種の重子音を想定している。[[王力 (言語学者)|王力]]などはこれを否定している。
 
== 声調 ==
上古音の[[声調]]([[四声]])については様々な説があり、[[顧炎武]]・[[江永]]の四声一貫説(すなわ上古音では声調が定まっていなかったという説)、[[黄侃]]の平入二声説、[[段玉裁]]の平上入三声説、[[孔広森]]の平上去三声説、[[王念孫]]の平上去入四声説(四声はあったが中古の四声とは異なっていたという説)などがある。現代の[[王力 (言語学者)|王力]]は[[舒促]]二声説を唱え、音の高さよりも音の長さを重視して舒声長調が平声、舒声短調が上声、促声長調が去声、促声短調が入声になったと考えている。
 
[[Category:中国音韻学|しようこおん]]