「遅延記憶装置」の版間の差分

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水銀を詰めた管の両端に[[圧電素子]]をとり付けた構造をしている。片方の素子に信号を入力し、[[圧電効果]](逆圧電効果)による[[振動]]で超音波を発生させる。超音波は水銀を媒体として管の中を伝わり、反対側の圧電素子を振動させる。振動させられた圧電素子は[[圧電効果]]により電圧を誘起するため、ここから入力信号と同様の波形を持つ信号が取り出せる。これを[[増幅]]して再び入力側に戻す(「(regeneration(再生」の語を使うこ)などがある言う)と、信号が循環して、記憶装置として使うことができる。
 
このように、水銀遅延線では水晶振動子を電気信号で振動させ、水銀の中を振動が伝わっていく時間の分だけ、振動という形で情報を保持させることができる。