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'''イード・アル=アドハー'''('''عيد الأضحى '''、Eid ul-Adha)は[[イスラム教]]で定められた宗教的な[[祝日]]。[[アブラハム|イブラーヒーム]](アブラハム)が進んで息子の[[イシュマエル|イスマーイール]](イシュマエル)を[[アッラーフ]]への犠牲として捧げた事<ref>[[イサクの燔祭]]のこと。『[[クルアーン]]』ではイブラーヒーム(アブラハム)は息子を犠牲に捧げようとしたとされているが、それがイスハーク([[イサク]])の方か、イスマーイール(イシュマエル)の方かは明確に示されていない。[[キリスト教]]や[[シーア派]]ではイサクを犠牲にしようとしたとされるが、[[スンニ派]]の大多数ではイスマーイールの方を犠牲にしようとしたとされている。</ref>を世界的に記念する日。[[ムスリム]]の[[ラマダーン]]明けのイード(祝祭)の1つである、[[イド・アル=フィトル|イード・アル=フィトル]]と同様に、イド・アル=アドハーは短い[[説教]]をともなう[[祈祷]]([[フトゥバ]])から始まる。イード・アル=フィトルより長期間にわたるため、'''大イード'''などとも呼ばれる。また、日本では'''犠牲祭'''と意訳される。
 
イード・アル=アドハーは[[ヒジュラ暦]]の[[12月10日]]から4日間にわたって行なわれる。この日は世界中の[[ムスリム]]による[[サウジアラビア]]の[[メッカ]]への毎年恒例の巡礼において[[アラファト山]]を降りる日の翌日にあたり、すなわち[[ハッジ]]の最終日である。また、巡礼に参加していないムスリムも動物を1匹生贄として捧げ、この日を祝う。
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イード・アル=アドハーは、[[イスラム世界]]で広く使われる別名も持っている。以下に例を挙げる。
 
*イード・アル・アドハーに由来する語
**[[ヒンディー語]]、[[ウルドゥー語]]、[[ベンガル語]]…[[インド亜大陸]]
**[[マレー語]]、[[インドネシア語]]・・・[[東南アジア]]島嶼部
 
*クルバン([[アラビア語]]でقربان‎ Qurbān=犠牲)に由来する語
**[[ペルシア語]]、[[タジク語]] 、[[ダリー語]]・・・ペルシア語文化圏
**[[トルコ語]]、[[アゼルバイジャン語]]、[[タタール語]]、[[カザフ語]]、[[ウイグル語]]・・・[[テュルク]]文化圏・・・ペルシア語の影響。
 
**[[マレー語]]、[[インドネシア語]]・・・[[東南アジア]]島嶼部
[[トルコ語]]、[[アゼルバイジャン語]]、[[タタール語]]、[[カザフ語]]、[[ウイグル語]]・・・[[テュルク]]文化圏・・・ペルシア語の影響。
**[[セルビア語]]、[[クロアチア語]]、[[ボスニア語]]、[[ブルガリア語]]・・・[[南スラヴ語]]・・・トルコ語の影響。
 
**[[マレー語]]、[[インドネシア語]]・・・[[東南アジアスラブ語]]島嶼部・・・タタール語の影響。
 
[[セルビア語]]、[[クロアチア語]]、[[ボスニア語]]、[[ブルガリア語]]・・・[[南スラヴ語]]・・・トルコ語の影響。
[[ロシア語]]・・・[[東スラブ語]]・・・タタール語の影響。
 
その他の地域
*[[中国語]]・・・テュルク・ペルシアの影響。
*[[クルド語]]、[[パシュトー語]]・・・[[インド・イラン諸語]]
 
タバスキ・・・[[セネガル]]、[[ニジェール]]、[[モロッコ]]、[[ベナン]]など西・中央アフリカ諸国。