「ライトフライヤー号」の版間の差分

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== 概要 ==
主翼は複葉で、ライト兄弟自製の[[ガソリンエンジン]]1基(既に機械式[[燃料噴射装置]]を備えていた)を動力に、直径2.6mの[[プロペラ]]2つを[[推進式 (航空機)|推進式]]に配置し、[[ローラーチェーン]]によって駆動した。プロペラ相互の[[トルク]]を打ち消すために、2つのプロペラはそれぞれ相互逆回転で駆動された。
 
ライトフライヤー号は単純に浮揚するだけでなく、製作当時から、操縦系を既に備えていたことでも画期的な飛行機だった。機体前方に[[エンテ|昇降舵]]、機体後部に[[方向舵]]を備え、ワイヤーにより、[[動翼]]を制御できた。[[エルロン]]として主翼をたわませている(→[[たわみ翼]])。パイロットは機体に対して腹ばいに搭乗して操縦する。
 
計4回の飛行を行い4回目の飛行では59秒間で260mの飛行をしたが、その際着陸に失敗し前方の昇降舵が壊れ、その後停止中の機体が強風で転倒して大きく損傷している。