「エンメルカル」の版間の差分

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『エンメルカルとアラッタ市の領主』によれば、エンメルカルが金属細工や工芸品で知られた都市アラッタを服属させようとした。しかしアラッタ市はウルクから7つの山を越えた[[エラム]]にあった。降伏を勧告する使者を立てるものの彼はエンメルカルの長大な言葉を覚えることができず、何度練習しても復唱できなかった。そこでエンメルカルは[[粘土板]]を整え言葉を粘土板の上に置いた(即ち文字を記した)。使者はアラッタに到着し、粘土板に書かれた言葉通りに降伏を勧告し、アラッタの領主を威圧した。これが最初の文字記録であるとされている。
 
''…使者はアラッタの領主に告げた。「これは我が主人が語った言葉である。これは彼の言葉である。…光り輝く王、支配者であるウトゥ神の息子エンメルカルは私にこの粘土板を与えた。アラッタの領主よ、この粘土板を調べ返答を述べられよ。''
 
これは考古学的事実から分かっている[[楔形文字]]の歴史とは相容れないが、シュメール人達が文字の発生を語った神話として重要性は計り知れない。