「サファイア」の版間の差分

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[[ファンシー]]カラーサファイアのなかでも、[[ピンク]]がかった[[オレンジ色]]をしたものを特に「[[パパラチアサファイア|パパラチア]](Padparadscha。蓮の花のつぼみの色の意)」と呼ぶ。
 
なかには、光を当てて眺めたときに六条の光を生ずるものがある。これは'''スターサファイア'''と呼ばれ、珍重される([[スター効果]])。これはサファイアの中に針状のインクルージョン(多くの場合は[[酸化チタン(IV)|二酸化チタン]]である[[金紅石|ルチル]])が含まれ、単一光源の下で6放射の星型の輝きを生じるためである。スターサファイアの価値はカラットだけでなく、地色の美しさや星型の輝きの強さなどにも依る。
 
また、[[アレキサンドライト]]のように光源によって色が変わるものもあり、カラーチェンジサファイア(但し、[[アレキサンドライト]]ほどのカラーチェンジはない)と呼ばれ、こちらも希少価値がある。
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宝飾品として市場に供給されている[[ルビー]]・サファイア等の[[コランダム]]は、その殆どが人為的な加熱処理(約500℃ - 1,600℃)によって鮮やかな色彩や内部的に汚れの少ない状態に変化させられたものである。
 
非加熱なのか加熱処理されているかの判定は、国際的にも認知されている国内大手宝石鑑別機関が種々の装置を駆使し、殆どの場合判別可能である。判定方法としては、一般的な拡大検査による内部特徴の観察の他、宝石鉱物表面の粒子を高周波プラズマでイオン化し、質量を分析することによって生成環境を知る方法・細く絞ったレーザー光線を走査し、宝石鉱物内部の構造や欠陥を画像としてとらえる方法・宝石鉱物表面に赤外レーザーを照射した後の蒸発した気体粒子の電気的変化に伴って放出される放射光線の波長を調べ、元素分析を行う方法・[[ラマン効果]](物質に単色光を照射した時、その散乱光の内に物質ごとの特有な波長の光が含まれる現象)を利用して物質の同定や分子構造を解析する方法等々がある。
 
== 石言葉 ==
* 慈愛
* 誠実
* 貞操
 
== 参考文献 ==
* 春山行夫『春山行夫の博物誌Ⅳ 宝石1』平凡社
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Sapphire}}
* [[鉱物]] - [[酸化鉱物]] - [[コランダム]](鋼玉)
* [[宝石の一覧]]
* [[ルビー]]
* [[誕生石]]
<!-- == 参考文献 == -->