「ヘテロフォニー」の版間の差分
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'''ヘテロフォニー'''は音楽の[[テクスチュア]]の一種で、[[モノフォニー]]の複雑化したもの。つまり、同一の[[旋律]]を奏でる様々な奏者や歌手が、任意で別々に動いたり、[[リズム]]や[[テンポ]]を微妙にずらしたりすることで異なった装飾や音型が生じ、偶発的に瞬間的な[[ポリフォニー]]を生ずるようになったものをいう。
厳密に言えば、各[[声部]]が独立性を持 「ヘテロフォニー」という語は、[[プラトン]]の造語であって元は音楽用語ではなく、世界中のさまざまな領域に使われていた。
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中世ヨーロッパの作曲技法「[[ホケトゥス]]」は、意識的に活用されたヘテロフォニーである。
[[ベンジャミン・ブリテン]]は、《放蕩息子》や《カーリュー・リヴァー》、《[[戦争レクイエム]]》などの宗教的な作品において、ヘテロフォニーを非常に効果的に用いている。また、ポスト・モダンやポスト・コロニアルの潮流にくわえて、[[新ロマン主義音楽|音楽界における新ロマン主義]]の復権のなか、ヘテロフォニーの積極利用が見直されるようにな
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