「エチオピア」の版間の差分

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[[ファイル:Et-map.png|260px|thumb|right|エチオピアの地図]]
エチオピアは世界で27番目に大きい国である。国土の大部分が[[エチオピア高原]]を中心とする高地で、年平均気温は13℃と冷涼である。北部をエリトリアとジブチに接する内陸国だが、それぞれ紅海とアデン湾にはわずか70kmしか離れていない。国土の中央にある首都アディスアベバの標高は2400m。北部は水系が多い。[[ソマリア]]との[[国境]]を接する東部の[[オガデン]]地方はエチオピア高原からソマリアの砂漠へ下る地形。北部の[[アファール州]]は[[アファール盆地|アファール三角地帯]]と呼ばれる地質学的に重要な低地。タンザニア・ケニアから伸びる[[アフリカ大地溝帯]]がこの地域でアデン湾と紅海に分かれる。2005年にも火山が噴火し深さ60mの亀裂を作っており、生きている地球の活動が見られる。国の最高地点は北部のタナ湖北東に位置するラス・ダシェン山 (Ras Dashen、海抜4550m) である。
 
[[北回帰線]]以南の[[熱帯]]に位置する。気候は標高によって違い、標高1500m までは平均気温27℃から50℃と極めて暑いが、標高1500mから2400m は移行区間となり、平均気温は16℃から30℃ほどである。標高2400m以上は冷涼な気候となり、平均気温は16℃である。エチオピア高原は降水量が多く、年間降雨量は1200mmを超す。この豊富な降雨量が、エチオピア高原にゆたかな植生をもたらし、また農耕もおこなわれ、アフリカ第2位の人口を支えている。エチオピア高原の豊富な雨量は、高原北部の[[タナ湖]]を水源とし西部へ流れる[[青ナイル川]]、高原中央部から南へ流れ[[トゥルカナ湖]]へと流れ込む[[オモ川]]、同じく高原中央部から東部へと流れ下り、[[ジブチ]]国境近くの[[ダナキル砂漠]]へと流れこむ[[アワッシュ川]]、高原南部から南東部へと流れ、やがて[[ソマリア]]へと流れ込む[[ジュバ川]]と[[シェベリ川]]など、多くの河川となって四方へと流れ下り、周囲の乾燥地域を潤している。