「バーチャルオフィス」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2013年2月}}
'''バーチャルオフィス'''(Virtual office)という表現には、現在2つの用法が存在している。
#* オフィスが果たしていた機能を代替する[[情報技術|IT]][[インフラストラクチャー|インフラ]]、あるいは代替するサービスそのものを言う。
#* 上記とは別の文脈で、[[レンタルオフィス]]のサービス提供の形態としてバーチャルオフィスというカテゴリー。
 
この2つの言葉はそれぞれオフィスに必要な機能を、「実際のオフィスを必要とすることなく実現する」という意味をもった言葉である。
この2つの言葉はそれぞれオフィスに必要な機能を、「実際のオフィスを必要とすることなく実現する」という意味をもった言葉である。ここで簡単にオフィスの機能を振り返ってから、2つのアプローチがどのように代替しているのかみていく。
 
== オフィスの機能 ==
[[オフィス]]の機能を考えてみると
#'''; 執務スペース機能'''「 : オフィスは机とイスである。」 
#'''; 内部コミュニケーション機能'''「 : オフィスは打合せ・会議の場である
#'''; 社会的連絡先機能'''「 : オフィスは社会的な看板である」 
#'''; 顧客応対機能'''「 : オフィスは受付・商談・応対の場である」 
#'''; 倉庫・物流機能'''「 : オフィスは金庫であり物置であり郵便ポストである
というように分けることができるだろう。
 
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[[対向島型]]の日本の伝統的な[[オフィス]]で課長のもと男性総合職が女性事務職にお茶をついでもらう、というオフィスの形は[[インターネット]]に代表されるコミュニケーションネットワークの発達や会社内部での''情報共有の電子化''等によってその姿を大きく変えつつある。[[携帯電話]]の急速な普及を皮切りに、[[Lotus Notes|ロータスノーツ]]や[[サイボウズ]]に代表される[[グループウェア]]や[[テレビ電話]]・[[電話会議システム]]はもとより[[Skype]]などの[[インターネット電話]]の普及がこの流れを一層後押ししており、もはやなんら特別な事ではなくなりつつある感もある。
 
ここでいうところの'''バーチャルオフィス'''はオフィスの機能でいうところの'''2.内部コミュニケーション機能'''と'''4.顧客対応機能'''をITインフラを通じて実現することで、場所を共有しなくても仕事を一緒に進めていけるというスタイルであるといえる。
 
== レンタルオフィスのサービス提供形態 ==
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電話応対に関しては一般的な[[電話代行]]業者のサービスレベルが一つの基準となるだろう。実現方法としては[[コールセンター]]を用意している所もあれば、施設の受付が兼任する場合もあり、それぞれ一長一短がある。たとえばバーチャルオフィスでは、実際の連絡先住所を表記する事が多いので、クライアントやパートナーが実際に訪問してきたり、郵便物が届く事もある。施設の受付が電話応対を兼ねる場合、訪問者とのコミュニケーションの面では兼任の方が対応がよい場合もあるだろう。しかし一方で[[セキュリティ]]の面で言えば、共用受付で取引先の名前や要件を復唱されたり、入退室が簡易であるため[[フィジカルセキュリティ]]への配慮が浅い可能性もある。その代わりローコストオペレーションを実現してるので[[トレードオフ]]であることは致し方ない。コスト、顧客へのイメージ、セキュリティや来訪時のイメージまでも含めた自社のブランド管理を意識した判断が求められる。
 
{{デフォルトソート:はあちやるおふいす}}
[[Category:コンピュータの利用]]
[[Category:労働の形態]]
 
[[cs:Virtuální sídlo]]
[[de:Büroservice]]