「完新世」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
6行目:
== 出来事 ==
* 気候環境が一転して温暖化に向かった。
* 期間が短いため大規模な大陸の移動などはないが、完新世の初期には、大陸[[氷床]]の[[融解]]によって[[海面]]が130m以上急激に上昇した。特に[[完新世の気候最温暖期]]と呼ばれる時代には、現在より3メートルから5メートルほど
*9600年前ころ、地球の温暖化にともなって海面が上昇し、[[ドーバー海峡]]ができ、[[グレートブリテン]]が大陸から切り離された<ref>鈴木秀夫著『気候変化と人間 －1万年の歴史－』原書房 2004年 19ページ</ref>。
*[[ヤンガードリアス]] (Younger Dryas:YD) と呼ばれる「[[寒の戻り]]」期（約1万4000～1万1500年前）があった。8200年前にも寒冷期が認められる<ref>日本第四紀学会・町田洋・岩田修二・小野昭編著 『地球史が語る近未来の環境』 東京大学出版会 2007年 13ページ</ref>。
* 更新世末から完新世初めにかけて、現代人は、世界規模で拡散した。人類は、それまでは遊動しながら[[狩猟採集社会|狩猟（漁労）採集活動生活]]であったが、定住生活に大きく転換した。このことは人類史にとって重要な変化であった<ref>佐藤宏之「持続的資源利用の人類史」/ 日本第四紀学会、町田洋・岩田修二・小野昭編著 『地球史が語る近未来の環境』 東京大学出版会 2007年 154-155ページ</ref>。▼
* 約7300年前に南九州の[[鬼界カルデラ|鬼界アカホヤ]]が噴火する。同時に巨大地震や巨大津波が発生した<ref>日本第四紀学会・町田洋・岩田修二・小野昭編著 『地球史が語る近未来の環境』 東京大学出版会 2007年 24ページ</ref>。
* [[人類]]の直接の祖先である[[ヒト]]（ホモ・サピエンス・サピエンス）が活躍するようになる。
▲* 更新世末から完新世初めにかけて、
{{See also|世界の歴史|紀元前10千年紀以前}}
== 脚注 ==
| |||