「ヴォルグ・ザンギエフ」の版間の差分

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リングの上では「野生」と形容されるほどの獰猛さを見せるが、普段は純朴で温厚な心優しい青年で、境遇・性格が似ている一歩と個人的に友情を築いている。故郷では夜に部屋の灯りを点けると言う習慣が無かったため、ロシアを離れた後も自室には灯りを点けていない。
 
日本時代は観客を呼び込むためインファイターとして戦っており、その獰猛さに見合った力強いファイトスタイルを見せていた。しかし本来は、高度な戦略を駆使する優れた頭脳と、それを的確に実行できる正確無比なテクニックを併せ持つ万能型のボクサーファイターで、そのスタイルで戦っていたら当時の日本王者だった[[伊達英二]]ですら敗北していたかもしれないと[[鴨川源二|鴨川会長]]に評されている。実際に日本でのスパーリングで一歩と戦った際は、ブランクによって体力が切れるまでは圧倒的優勢に試合を運んでいた。輸入ボクサーという立場から派手なインファイターとして戦わなければならない中、[[幕之内一歩]]と[[千堂武士]]という純血のインファイターと出会ってしまったのがヴォルグの不運だったと[[鷹村守]]は語っているが、ヴォルグにとってこの二人との出会いを含めた日本での経験は、自分を大きく成長させてくれたと感謝している
 
得意技は、左アッパーと打ち下ろしの右の左右高速コンビネーション「ホワイトファング」。[[オオカミ|狼]]が上下の牙で噛みつく様子になぞらえて語られている。渡米後には団吉から、手首から先の捻りでパンチの軌道をトリッキーに変化させるジャブ「飛燕」と、拳を縦にすることでガードをすり抜けるアッパー「燕返し」を教えられたが、使用を強いられるほどの苦戦に直面することがなかったため、エリオットマイク戦までは封印されていた。
 
ヴォルグとは、ロシア語で狼の意。モデルは[[勇利アルバチャコフ]]<ref>別冊宝島四〇九号「ザ・マンガ家」 212-215ページ。</ref>。